中國政府?國家統(tǒng)計(jì)局は2019年5月14日付で、2018年における「規(guī)模以上企業(yè)」の従業(yè)員の平均年間賃金が、前年比11．0％増の6萬8380元（約109萬円）だったと発表した。

「規(guī)模以上企業(yè)」とは、中國で多くの場合に統(tǒng)計(jì)調(diào)査の対象となる企業(yè)で、工業(yè)企業(yè)の場合には年間の営業(yè)収入が2000萬元（約3億1800萬円）以上、商業(yè)分野では卸売業(yè)で年間売上高が2000萬元以上、小売業(yè)で同500萬元（約7950萬円）以上と定められている。経済発展などに伴い、規(guī)模以上企業(yè)の基準(zhǔn)はこれまで何度か変更された。

國家統(tǒng)計(jì)局によると、18年の規(guī)模以上企業(yè)の従業(yè)員の平均年間賃金は、東部地區(qū)では7萬4754元（約119萬円）、中部地區(qū)では5萬6605元（約90円）、西部地區(qū)では6萬2227元（約99萬円）、東北地區(qū)では6萬1801元（約98円）だった。中間管理職以上では、全國平均が14萬5125元（約231萬円）、東部地區(qū)は16萬8503元（約268萬円）、中部地區(qū)は10萬4652元（約167萬円）、西部地區(qū)は12萬1718元（約194萬円）、東北地區(qū)は11萬6748元（約186萬円）だった。

業(yè)種別で賃金が高かったのは、情報(bào)伝達(dá)?ソフト?情報(bào)技術(shù)サービス業(yè)の14萬1962元（約226萬円）、科學(xué)研究とサービス業(yè)の12萬2040元（約194萬円）などだった。低かったのは、宿泊?飲食業(yè)の4萬5305元（約72萬円）、住民サービス?補(bǔ)修その他の業(yè)務(wù)の4萬6727元（約74萬円）などだった。

情報(bào)伝達(dá)?ソフト?情報(bào)技術(shù)サービス業(yè)では、中間管理職以上の平均年間賃金は29萬7189元（約473萬円）、科學(xué)研究とサービス業(yè)では23萬7704元（約378萬円）だった。リースおよび商業(yè)サービス業(yè)は、従業(yè)員全體の平均年間賃金は7萬6196元（約121萬円）と特別に高いわけではないが、中間管理職以上は23萬6783元（約377萬円）とかなり高かった。

資本形態(tài)別で平均年間賃金が最も高かったのは香港?マカオ?臺(tái)灣系を除く外資系企業(yè)で、従業(yè)員全體では9萬7083元（約155萬円）、中間管理職以上では、29萬2481元（約466萬円）だった。香港?マカオ?臺(tái)灣系企業(yè)は同じく8萬847元（約129萬円）、21萬4303元（約341萬円）だった。

株式制會(huì)社はそれぞれ8萬1413元（約130萬円）、18萬5016元（約295萬円）で、國有企業(yè)も8萬2364元（約131萬円）、16萬4841元（約262萬円）だった。（翻訳?編集/如月隼人）