中國北京の地下鉄で15日、「車內(nèi)での食事禁止」などを盛り込んだ乗車ルールの適用が正式に始まった。だが、「初日からスムーズに浸透」とはならなかったようだ。

「15日午後のピーク時(shí)に1號(hào)線、5號(hào)線、6號(hào)線、10號(hào)線で取材した」という北京青年報(bào)によると、1時(shí)間余りの取材で見つけた違反者は2人。1人はおでん、もう1人はビスケットを食べていた。記者が乗客10人に話を聞いたところ、うち9人は「食べている人を見掛けた」と答えた。中には「朝の混雑時(shí)にニラの肉まんを食べている女性がいて…」と眉をひそめた人もいたという。

中國では、がまんできない地下鉄車內(nèi)でのマナー違反として多くの回答者が「朝ごはんを食べること」を挙げ、ある女性は「肉まんは臭いがきつくて車內(nèi)環(huán)境への影響はとても大きい。それに急ブレーキ時(shí)に食べ物が飛び散って他の人の服や車內(nèi)を汚さないかと心配です」と訴えた。ルールを知らない人もいたが、取材に応じた全員が「（ルール導(dǎo)入に）大賛成」と答えたという。

この乗車ルールは中國で最近話題になった「座席占拠」の他、商品の売りつけなどの行為も禁止している。（翻訳?編集/野谷）