2013年4月6日、中國(guó)?海南省瓊海市博鰲（ボアオ）で、ボアオ?アジアフォーラム年次総會(huì)が開幕した。ボアオ?アジアフォーラム理事長(zhǎng)を務(wù)める日本の福田康夫元首相は同日、単獨(dú)インタビューに応じ「アジア各國(guó)は手を攜えて協(xié)力し、『アジアの夢(mèng)』の実現(xiàn)を促すべきだ」と表明した。経済日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫真】

記者：福田氏はボアオ?アジアフォーラム年次総會(huì)に繰り返し出席しているが、今年の最大の目玉は何か。

福田氏：今回の年次総會(huì)には世界各國(guó)の首脳が參加し、參加人數(shù)は例年より明らかに増えている。みなさんの參加熱意も高い。これは、これまでと最大の相違點(diǎn)だ。現(xiàn)在、世界は多くの問題に直面している。例えば経済面では歐州債務(wù)危機(jī)で、これは世界の他の地域にも影響を與えうる。また、國(guó)際社會(huì)は政治、経済、環(huán)境保護(hù)、エネルギーなどの問題に非常に注目している。中國(guó)経済は急速な発展を遂げ、國(guó)際的影響力を高め続けている。中國(guó)の発展には世界が注目している。

記者：今回の年次総會(huì)のテーマは「革新、責(zé)任、協(xié)力：共同発展を追求するアジア」だ。ボアオ?アジアフォーラムの理事長(zhǎng)として、このテーマについてどのような特別な考えを持っているか。

福田氏：重要なのは革新という部分だ。これまでの方法をとり続ければ、資源、エネルギーといった現(xiàn)在直面する現(xiàn)実的な問題を解決できない。こうした問題を解決するには、革新が非常に必要だ。協(xié)力面では、アジア各國(guó)?地域は背景や経済発展水準(zhǔn)が異なり、宗教信仰、言語、生活様式も千差萬別だ。自らの能力だけに頼っては、資源やエネルギーの問題は解決できない。國(guó)境を越えて、手を攜え、肩を並べて、複數(shù)のルートで経済協(xié)力を繰り広げるべきだ。これには各國(guó)?地域が協(xié)力過程で相手側(cè)の考え方を考慮してから提案を行うことが必要だ。これでこそアジア各國(guó)?地域間の交流?協(xié)力だ。同様に、われわれも中國(guó)の視點(diǎn)に立って、中國(guó)の問題について考える。もちろん、われわれは自らの言動(dòng)に対して責(zé)任を負(fù)わなければならない。こうしてこそ信頼ある?yún)f(xié)力関係を繰り広げることができる。

記者：現(xiàn)在の経済情勢(shì)の下、アジア各國(guó)?地域はどうすれば溝を克服し、共同発展を遂げ、世界経済の再生に助力することができるか。

福田氏：EUの狀況を例に説明したい。EUは27カ國(guó)で構(gòu)成され、大部分の加盟國(guó)間でユーロを使用している。だがEU諸國(guó)は依然多くの困難に直面している。EU加盟國(guó)間は団結(jié)と協(xié)力の條件が整っている一方で、依然様々な問題にも直面しうる。われわれアジア各國(guó)?地域は言語、宗教、民族が異なる。異なる背景を持つアジア各國(guó)?地域は協(xié)力を通じてのみ各自の役割を発揮し、國(guó)際競(jìng)爭(zhēng)に対処することができる。したがって、協(xié)力を通じた共同発展をいかにして実現(xiàn)するかについて検討しなければならない。先週、日中韓自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）の初交渉が行われた。3カ國(guó)が未來志向でFTAの検討に著手するのは、良い契機(jī)だ。1つの國(guó)の力は限られている。協(xié)力を通じてより多面的な発展を促すことができる。協(xié)力過程では様々な意見や問題に直面する可能性がある。だがこうした問題は克服しなければならない。

記者：最近、アジア太平洋地域では2つの言葉が非常にブームになっている。1つは「中國(guó)の夢(mèng)」、もう1つはアジアの復(fù)興だ。福田氏は中國(guó)の演じる役割や果たす役割をどう評(píng)価するか。

福田氏：中國(guó)の経済規(guī)模は日に日に拡大すると私は信じているが、規(guī)模だけでなく質(zhì)にも目を向けなければならない。例えば中國(guó)で注目されている問題の1つである環(huán)境保護(hù)問題は、発展の中身を変えることを要求している。いかにしてエネルギー消費(fèi)モデルを改変し、エネルギー消費(fèi)を引き下げるか。これらには革新が必要だ。日中雙方は以前これについて協(xié)力を行った。

経済規(guī)模の面では、中國(guó)はアジアに占める比重が大きく、アジア地域全體に対する影響も大きい。今後、中國(guó)がアジア各國(guó)?地域に対してどのような責(zé)任を擔(dān)うかに私は注目している。例えば中國(guó)が生産方式またはライフスタイルの改変を通じてエネルギー効率を高めれば、世界のエネルギー消費(fèi)量にとって福音となる。また例えば、ライフスタイルの面では、食物を浪費(fèi)しなければ、世界的規(guī)模の食糧不足の緩和にプラスとなる。中國(guó)は大國(guó)であり、一挙一動(dòng)が世界に大きな影響をもたらす。

私は中國(guó)がアジアの金融協(xié)力分野で一段と重要な役割を発揮することを心から希望する。アジアにはまだ先進(jìn)國(guó)が少ない。われわれはアジア各國(guó)?地域が手を攜え、肩を並べて協(xié)力することで、各國(guó)?地域の発展を一段と促し、アジアの復(fù)興を共に促すことを希望する。

記者：歐州債務(wù)危機(jī)はまだくすぶっているが、出口はどこにあると考えるか。

福田氏：EU各國(guó)は背景が異なり、産業(yè)構(gòu)造、法律制度が異なる。各國(guó)が抱える問題も異なる。ギリシャ、イタリア、スペインは現(xiàn)在危機(jī)に直面している。さらに多くのノウハウと時(shí)間を用いて歐州債務(wù)危機(jī)を解決する必要がある。私は、さらに多くの共同ルールを確立して問題を解決することを希望している。

記者：最近、いくつかの主要経済體が量的緩和政策を?qū)g施した。4月4日には日本銀行も新たな拡張的金融政策を発表した。多くの人々が世界規(guī)模の「通貨戦爭(zhēng)」の到來を懸念している。これについてどのような見解や提案を持っているか。

福田氏：各國(guó)共に異なる狀況を抱えている。例えば日本はこのような金融政策を講じたが、他國(guó)にもマネーサプライの拡大を要求することはできない。各國(guó)は各自の財(cái)政、金融、経済の現(xiàn)狀に基づき政策を決定しなければならない。日本はすでに巨額の負(fù)債を抱え、財(cái)政は赤字化しているのに、なぜこのような措置を講じるのかと尋ねる人がいる。日本の特徴は、政府は多くの債務(wù)を抱えるが、國(guó)民は金を持っていることだ。日本は稅率引き上げによって政府の財(cái)政赤字問題を解決することができる。だがこれは全ての國(guó)が模倣できることではない。各國(guó)の狀況は異なるということを強(qiáng)調(diào)したい。例えば過去しばらく日本の輸出量は減少し貿(mào)易赤字を招いたが、株式や特許による企業(yè)の資本収益はまだ良い。一部の國(guó)では貿(mào)易赤字と同時(shí)に政府の財(cái)政赤字も生じている。これでは、どのような措置を講じても困難だ。日本政府はできるだけこうした事態(tài)を回避し、政府赤字を削減すべきだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/內(nèi)山）