2013年4月8日、中國で感染が広がっている鳥インフルエンザ（H7N9型）について、感染の確認(rèn)されている地域が上海市を中心とした華東地域に限られているため、先に報道された「河川に遺棄された大量の豚の死骸」と関連性があるのではないかとの聲が各方面から挙がっている。これについて、世界保健機関（WHO）中國駐在代表マイケル?ジョン?オリリー氏は8日、「現(xiàn)段階では両者の関連性を特定するには至らない」としている。また、「H7N9型鳥インフルエンザの人から人への継続的な感染力が確認(rèn)されていない以上、各國に対して渡航および貿(mào)易上の制限措置をとることは推奨できない」と重ねて発言した。新京報の報道。

【その他の寫真】

今年3月、國內(nèi)各地の河川や湖で遺棄された動物の死骸が大量に発見され、繰り返し報道されている中國。特に注目を浴びたのは、上海市を流れる黃浦江の上流で約1萬匹の豚の死骸が見つかった事件。浙江省の養(yǎng)豚業(yè)者が不法投棄したと考えられているが、真相はいまだ闇の中。黃浦江は上海市民の大切な飲み水の水源であり、多くの市民が「遺棄された死骸が病死した豚だったら…」と、水や食肉の安全に不安を募らせた。なお、當(dāng)局の公式発表では「大部分の死骸は凍死した豚であり、水質(zhì)に影響はない」とされている。

そこへ來て、鳥インフルエンザの感染拡大が市民の不安をよりあおることになった?！高z棄された豚は、まさか鳥インフルエンザに感染したものだったのでは？」というわけである。

過去2週間にわたって中國國家衛(wèi)生?計畫生育委などと連攜し、感染事態(tài)の把握に努めてきた前出のWHOのオリリー氏はこれについて、「豚の死因はさまざまなものが考えられ、鳥インフルエンザの人への感染と関連づける結(jié)論には現(xiàn)段階では至っていない」とした。また、これまでに検査対象となった豚の死骸からはH7N9型のウイルスは検出されていないという。(翻訳?編集/愛玉)