2019年5月17日、中國紙?環(huán)球時報は、米トランスポート?トピックスがこのほど、「電気バスへの移行で、中國は米國に先んじている」とする記事を掲載したことを紹介した。以下はその概要。

ブルックリンのデカルブアベニューを走るバスは、米國で數(shù)少ない、正確に言うと昨年全米で300臺しかない電気バスの一つだ。

だが中國では決して珍しいものではない。昨年末時點で世界の約42萬5000臺の電気バスのうち約42萬1000臺が中國にある。ブルームバーグのリポートによると、昨年、世界の電気バスの數(shù)は約32％増加したが、その大多數(shù)が中國にあり、歐州にはわずか2250臺しかない。25年までに、中國の電気バスは60萬臺以上に達(dá)すると予測されているのに対し、米國は5000臺にも達(dá)しない。

中國は自動車の電動化に対してトップダウンのアプローチを取っている。製造業(yè)者に助成金を支給し、都市間の政策競爭を促している。ブルームバーグによると、中國の路線バスの電動化率は昨年末時點ですでに18％に達(dá)している。

バスの電動化はなぜそれほど重要なのか。バスは小型乗用車に比べて大きく、大量の溫室効果ガスを排出している。ブルームバーグによると、1000臺の電気バスの運行で1日當(dāng)たり500バレルのディーゼル消費を削減できるという。

中國は09年、化石燃料の輸入を減らしながら都市化を拡大するという戦略の一環(huán)として、公共交通システムの電動化を優(yōu)先し、一連の包括的な政策や規(guī)制、補助金によって新たな産業(yè)を生み出した。10年後、その効果は明白だ。中國は電気自動車の世界最大の市場となり、広東省の深センは電気バスの世界的リーダーとなり、北京、上海、杭州などの都市がそれに続いている。（翻訳?編集/柳川）