「日本のエネルギー安全に深刻な脅威を與えている」=中國(guó)メディアが米國(guó)の対イラン政策を批判

Record China    2019年5月20日(月) 7時(shí)0分

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中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)はイラン問(wèn)題など米國(guó)の中東政策を厳しく批判する記事を発表した。記事は安倍首相が訪日したイランのザリフ外相と會(huì)談した(寫(xiě)真)のは異例として、日本は米國(guó)の盟友ではあるが、自らの國(guó)益のために動(dòng)いていると主張した。

中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は2019年5月19日付で、イラン問(wèn)題など米國(guó)の中東政策を厳しく批判する記事を発表した。記事は同政策が「日本のエネルギー安全に深刻な脅威を與えている」と主張し、日本は米國(guó)の同盟國(guó)ではあるが、同問(wèn)題については安倍首相を初めとして、自國(guó)の國(guó)益のための動(dòng)きを見(jiàn)せていると論じた。

トランプ政権下の米國(guó)は2018年5月にイラン核合意から離脫し、同年11月5日にはイラン産原油の輸入を禁止する経済制裁を再発動(dòng)した。同時(shí)點(diǎn)では中國(guó)、インド、日本、韓國(guó)、トルコに制裁除外を認(rèn)めたが、19年4月22日には前記の制裁除外措置を打ち切ると発表した。米國(guó)は、イランの主な収入源である原油輸出を完全にストップすることを狙っていると見(jiàn)られている。

新浪網(wǎng)は、米軍がエーブラハム?リンカーンを中心とする空母打撃群をペルシャ灣に派遣し中東の基地にF-35戦闘機(jī)連隊(duì)を配備し、イランからの報(bào)復(fù)攻撃に備えてイラク?バグダッドにパトリオット?ミサイルを配備したことなどにも觸れ、「現(xiàn)在は疑いなく、中東について鍵となる時(shí)だ」と、戦爭(zhēng)の危険が高まっていると論じた。

中國(guó)は、米國(guó)が求めるイラン原油の輸入停止には応じず、イランの「一帯一路」への參加も歓迎することを表明。イラン問(wèn)題についても米國(guó)との対決色を深めている。

記事は、イランのザリフ外相が5月になり日本や中國(guó)、インド、トルクメニスタンを訪問(wèn)したと紹介。特に訪日したザリフ外相と安倍首相や河野外相との會(huì)談に注目した。

記事は、安倍首相のザリフ外相に対する表明を(1)目下、中東情勢(shì)が非常に緊張していることを憂(yōu)慮する、(2)イランが核合意の履行をつづけることを期待する。イランから放棄してはならない、(3)日本とイランとが伝統(tǒng)的な友好関係を発展させていくことを望む――と整理した。

さらに、ザリフ外相の訪問(wèn)國(guó)のうち、日本は唯一の米國(guó)の盟友と指摘した上で、日本のイランに対する態(tài)度は米國(guó)とははっきりと異なると主張し、その理由は「簡(jiǎn)単なことだ。米國(guó)は自分のやり方だけを考えて、日本のエネルギー安全に深刻な脅威を與えている」と解説。さらに「日本は中國(guó)やインドとは異なり、石油のほとんどすべてを輸入に頼っている。米國(guó)がかたくなに輸入停止を叫んでいる。日本に石油を1滴も輸入させないことで生じる巨大な損失は、誰(shuí)が賠償するのだ」と論じた。

また、ザリフ外相のその他の訪問(wèn)國(guó)とは異なり、日本では政府最高責(zé)任者である安倍首相が自らザリフ外相と會(huì)ったと指摘。日本側(cè)も緊張していると論じた。なお、日本國(guó)政府はザリフ外相の訪日について、河野外相とは「會(huì)談」、安倍首相に対しては「表敬訪問(wèn)」と表現(xiàn)している。

記事は、インドと日本、中國(guó)にはそれぞれの國(guó)益があり、相互間に矛盾と摩擦があると指摘。ただし、イラン問(wèn)題については各國(guó)の立場(chǎng)は米國(guó)が自らのやり方を強(qiáng)引に押し付けることを拒絶する點(diǎn)で一致していると主張した。

記事はさらに、「イランの周辺を忘れてはいけない」と主張。まず、アフガニスタンについては「帝國(guó)の墓場(chǎng)」と表現(xiàn)した。ソ連が1979年始めたアフガニスタン侵攻などで疲弊して、結(jié)局は崩壊への道をたどったことを念頭に置くと理解できる。記事は続けて、「イラクは米國(guó)にとっての夢(mèng)魔となった」と指摘。イラク侵攻が米國(guó)にとって大きな負(fù)擔(dān)となったとの主張だ。記事は最後の部分で「さらに強(qiáng)壯なイランはどうなるのだ。ひょっとしたら、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)にとって一生忘れられない記憶になるかもしれない」と、イランに戦爭(zhēng)を仕掛けた場(chǎng)合、米國(guó)はさらに大きな痛手を受けるとの考えを示唆した。(翻訳?編集/如月隼人

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