2019年5月19日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、米中貿(mào)易戦爭(zhēng)の中で「中國政府に対して降參せよと罵聲を浴びせるのはどんな人たちか」とする、胡錫躍（フー?シーヤオ）編集長(zhǎng)のコラム記事を掲載した。以下はその概要。

米中貿(mào)易戦爭(zhēng)が激化する中で、一部の人が「政府が米國に対して大きな譲歩を拒むのは、中國共産黨という『集団利益』を守るためだ」と宣揚(yáng)し、米國が反対しているのはあくまで中國共産黨と中國政府であって、中國國民の利益を損なうつもりはないと主張している。

しかし、まず指摘しなければならないのは、中國共産黨には9000萬人近い黨員がおり、西側(cè)の概念における與黨とは異なる點(diǎn)だ。西側(cè)の體制では、政黨は確かにそれぞれ異なる利益集団を代表しているが、中國はそうではない。中國共産黨の執(zhí)政は中國の政治體制本體を構(gòu)成しており、もはや中國のソーシャルガバナンス方式、政治動(dòng)員力、発展の道と一體化しているのである。

日本や米國、さらには東南アジアで世襲政治が行われているのに対し、中國共産黨はいかなる家族の利益によっても主導(dǎo)されることはない。今回の米國との衝突においても、中國政府が守らんとしているのは中國人民の発展する権利という根本的な利益なのだ。

現(xiàn)在、一部の少數(shù)の人が中國政府による米國への対抗に反対している。これらの人びとにはすでに米國や西側(cè)諸國のパスポートを持ちながら、事業(yè)の基礎(chǔ)を依然として中國に置く者、あるいは米國や西側(cè)諸國と緊密な利害関係を持っている中國國民、そして中國の政治體制に対し著しい反発感情を持つ者だ。

彼らは中國が全面的に米國に屈服することを望んでいる。それが彼らの利益に合致するからだ。たとえ中國の長(zhǎng)期的な利益が損なわれ、さらには中國に各種の長(zhǎng)期的なダメージを與えたとしても、彼らは気にしないのである。（翻訳?編集/川尻）