米國のいじめ主義を中國が阻止、日本と歐州が受益者に―中國紙社説

Record China    2019年5月20日(月) 15時0分

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19日、中國紙?環(huán)球時報は、「米國のいじめ主義を中國が阻止、日本と歐州が受益者に」と題する社説を掲載した。資料寫真。

2019年5月19日、中國紙?環(huán)球時報は、「米國のいじめ主義を中國が阻止、日本と歐州が受益者に」と題する社説を掲載した。以下はその概要。

米國は17日、日本、歐州連合(EU)の自動車に対する追加関稅の先送り、メキシコとカナダの鉄鋼、アルミニウムへの追加関稅撤廃を発表した。これまで中國を押し倒せなかった米國が中國に集中するため、他の戦線で休戦を迫られたことは明らかだ。

これはトランプ政府の貿(mào)易政策における大きな挫折と言える。日歐と北米自由貿(mào)易區(qū)に対する勢いの弱まりは米國の力に限りがあることを証明している?!纲Q(mào)易の棍棒」で主要経済體を一つ一つ打ちのめそうというのが米國の思惑だ。しかし、強大な抵抗者に出會ってしまうとそれは「能動」から「受動」に転じてしまう。

米國は最大の貿(mào)易パートナーであり、世界第2の経済體である中國を最初にやり玉に挙げた。中國を一挙に崩すことができると考えたわけだが、形勢を著しく見誤り、中國の斷固とした阻止に遭った。中國と貿(mào)易合意文書に署名できない米國の日歐などへの圧力継続はほとんど不可能だ。

これは「アメリカ?ファースト」戦略の泥沼沈沒の始まりにすぎない。米政府が主張する「アメリカ?ファースト」はもはや自國利益に対する正當な配慮ではなく、世界を服従させたいという欲念だ。中國は米國との平等関係を堅持する。米國の経済覇権主義であれ、その他領域での覇権主義であれ、われわれは「踏み越えていけない山」なのだ。

米國の17日の発表で一時的な安心を得たであろう日本、歐州なども、米國の決定と中國のひるむことのない抵抗の関係をよく分かっているはずだ。近頃、米國內(nèi)では「日歐に対する圧力の手を緩め、これら國々の協(xié)力を得て中國を包囲攻撃すべき」との主張が少なからず聞かれる。日歐は米國の政治上、軍事上の盟友だ。しかし、各國が「発展」を核心的利益とする今日、中國は実際のところ、日歐の経済利益を米國の一國主義による脅迫から守る防壁となった。

中國の政治制度、イデオロギーは歐州、日本のそれと大きな差があるが、中國の日歐に対する尊重の重さは米國の日歐への尊重以上だ。多極化と多國間主義は世界で最も重要な原則であり、いかなる國も一國主義という方法で世界の未來を決めてはならない。この問題において、中國、日本、歐州の利益は一致しているはずだ。(翻訳?編集/野谷

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