<在日中國人のブログ>中國でビジネスを成功させたい方は蒼井そらに學ぶべき

黃 文葦    2019年5月21日(火) 15時20分

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蒼井そらは中國で大人気。中國版ツイッターで1900萬人を超えるフォロワーを持っている。

5月7日號の雑誌「Newsweek」が、文化と言葉の壁を越えて輝く天才?異才?奇才100人を取り上げる「世界が尊敬する日本人100人」特集を10年ぶりに組んだ。「その道の達人」たちが紹介される。その中にタレント?元セクシー女優(yōu)の蒼井そらの名前もあった。蒼井さんと言えば、中國で何年間も大人気を続けてきた。中國版ツイッター「微博」(ウェイボー)で、1900萬人を超えるフォロワーを持っている。蒼井さんは新元號「令和」初日の5月1日に雙子の男児を出産し、中國のファンから祝福を浴びた。

蒼井さんが中國で人気を得たのはそのセクシーな姿だけではない。中國人の立場から、蒼井そらのすごさを語ってみたい。まず、蒼井さんは中國語力を常に鍛えているようである。時々、私は彼女の「微博」を読んでいる。蒼井さんは結構獨特な表現(xiàn)でかわいい中國語を発信し、懸命に中國語でフォロワーたちとコミュニケーションを取っている。誠心誠意に等身大の自分を相手に見せる努力が垣間見えた。その謙遜さがファンの心を摑んだらしい。

蒼井そらは女性らしさがたっぷりだそうである。男性から多大な支持を得ているだけでなく、多くの女性も彼女の大らかで天真爛漫な性格に魅了された。「セクシー」と「かわいい」、この2つがバランスよく蒼井そらの體の中に宿っている。

また、フォロワーからどんなに揶揄されても、蒼井さんは怒らず、根気よく理解を求め続ける。異文化の人たちと向き合い、中國人と仲良くなろうという姿勢に大事な自信と勇気が見えた。

現(xiàn)在、多くの日本の俳優(yōu)?タレントが微博のアカウントを持っている。木村拓哉さん、福山雅治さん、浜崎あゆみさんなど大物蕓能人も中國で広報を行い、中國語圏の発信力を目指している。微博にアカウントを持っている蕓能関係の日本人が段々増えて、現(xiàn)在100人近くになっている。勿論、フォロワーの人數(shù)と言えば、蒼井さんが堂々の一位である。というわけで、2011年に中國の蕓能界に進出した蒼井さんは先見の明を持ち、先駆的な存在だと言える。

話を広げてみたい。中國でビジネスの成功を収めた多くの日本人は蒼井さんと似ているような傾向や共通性があるらしい。

日本で暮らしている中國人、中國で暮らしている日本人、つまり日中両國の間に生きる人がますます増えてくる。私もこの中の一人。日中両國の価値観に染められて、辛い時、戸惑った時はあるが、異文化のおかげで、新発想?新発見が閃くこともしばしばある。

ちなみに、私のフェイスブックの友達の中には中國でビジネスを展開している方が大勢いる。彼らは中國の政治制度に疑問を抱いても、しっかり中國の暮らしに馴染んでいる。よく中國人の友達を作る。ある日本人の社長さんが日本に帰る際、いつも中國人従業(yè)員に頼まれて「爆買い」をし、大量の化粧品、食品などを持って中國に戻る。中國語がまだ上達していないにもかかわらず、時々攜帯の翻訳アプリを使って、中國人従業(yè)員に思いを打ち明けるという。

中國で仕事をしている日本人の中には中國の社會環(huán)境に慣れない人がいるだろう。蒼井さんに學ぶべきことがある。まず、積極的に中國語をマスターしよう。また、誤解を恐れないで、堂々と理解を求めるといい。

この間、「ゴルーデンウィーク中、日本人はどこへ出かけたのか」というような內容のテレビ番組を観た。テレビ取材で、「なぜ中國旅行をしないのか」との質問に対し、ある人が「中國は怖いから」と答えた。それを聞いて、本當に殘念に思った。大勢の中國人観光客が意気込んで日本にやってくる。一方、中國を恐れている日本人がまだたくさんいる…。

そして、やっぱり蒼井さんの勇気は大したものだと改めて思った。

■筆者プロフィール:黃 文葦

在日中國人作家。日中の大學でマスコミを専攻し、両國のマスコミに従事。十數(shù)年間マスコミの現(xiàn)場を経験した後、2009年から留學生教育に攜わる仕事に従事。2015年日本のある學校法人の理事に就任?,F(xiàn)在、教育?社會?文化領域の課題を中心に、関連のコラムを執(zhí)筆中。2000年の來日以降、中國語と日本語の言語で執(zhí)筆すること及び両國の「真実」を相手國に伝えることを模索している。

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