「俳優(yōu)たちと練り倒して、良い化學(xué)反応作れた『聞煙』」滝田洋二郎監(jiān)督

人民網(wǎng)日本語版    2019年5月21日(火) 16時(shí)20分

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北京を訪問中の日本人著名映畫監(jiān)督の滝田洋二郎監(jiān)督にインタビューを行った。

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現(xiàn)在北京で開催中の「アジア文明対話大會」の重要な活動の一環(huán)として16日から23日にかけて「アジア映畫週間」が開かれている。16日には開幕式が行われ、中國國內(nèi)外の著名監(jiān)督や俳優(yōu)、映畫人ら多數(shù)のゲストが出席した。人民網(wǎng)では、今回の開幕式出席のため北京を訪問中の日本人著名映畫監(jiān)督の滝田洋二郎監(jiān)督にインタビューを行った。人民網(wǎng)が伝えた。

その他の寫真

「普遍的な要素あれば強(qiáng)く広く世界に伝わる」

滝田監(jiān)督の作品は中國でもその知名度が非常に高く、なかでも「おくりびと」はアカデミー賞外國語映畫賞を受賞し、世界的にも高く評価された。國の文化や言語の違いを越えて、受け入れられ、成功した理由について滝田監(jiān)督は、「しっかりと自分自身の物語を深く深く掘り下げ、それを感情豊かに描くこと。非常にパーソナルであったり、ローカルであったとしても、世界中の人々が共感できるような普遍的な要素があれば、それは強(qiáng)く広く世界に伝わっていくと思う」とした。

今秋には新作「聞煙」が中國で公開

2015年に北京を訪れた滝田監(jiān)督は、中國語映畫の制作を決め、腳本に中國人作家?辛酉の「聞煙(ウェンイェン)」を選び、昨年クランクアップした。その制作過程で滝田監(jiān)督は、「言葉だけでなく、映畫を作るシステムや習(xí)慣、それに伴う感情も全く異なるので、最初はぎくしゃくしたり、ぶつかり合うこともあったが、良い意味での議論を重ね、そうした問題はすぐに解決した。結(jié)局一番大切なのは、良い作品を作ろうという思いを抱いた人たちと仕事をするという非常に単純なことだと思う。そこに行きつくまでに、いろんなトラブルがあったり、問題があるだけの話で、これは映畫だけでなく、他の世界でも同じだと思う」との見方を示した。

そして同作品に出演した張國立(チャン?グオリー)や韓庚(ハン?グン)、許晴(シュイ?チン)に対しては、「一緒にこの映畫がどこへ向かうのか、どういう映畫にするのかを監(jiān)督レベルと俳優(yōu)レベルから、そしてそれをミックスしながら話し合った。普通であれば、監(jiān)督と俳優(yōu)という立場での話になるが、彼らは私に中國ではこんな考え方があるなど色々教えてくれたし、私自身も日本人である私が撮る映畫なので、こんなことをやりたいという思いを伝えた。このように正直に様々なディスカッションを重ねていったことで、映畫をどんどんと練り倒して、良い化學(xué)反応を起こすことができたので、それがとてもうれしかった。素晴らしい俳優(yōu)たちだった」と稱えた。

映畫「聞煙」は中國市場をターゲットとしている。中國の映畫市場について滝田監(jiān)督は、「これまで北京と上海を映畫祭で訪れたが、スクリーン數(shù)がものすごい勢いで増えていると聞いた。これは驚異的なことであり、世界でも中國だけではないだろうか。そして中國の映畫環(huán)境が素晴らしいのは世界で最新システムの劇場がたくさんできている點(diǎn)。それにより今後は最新映畫が中國メインで公開されていく可能性があり、ますます映畫ファンも増え、その作り手も増えていくだろう。興行収入だけでなく、人の數(shù)も含めたその成長度は目を見張るものがあり、うらやましいと感じている」との見方を示した。

最後に映畫「聞煙」について滝田監(jiān)督は、「中國のための映畫なので、日本で上映するかどうかは、中國での興行成績次第だが、是非たくさんの人に見て欲しい。また日本に限らず、アジア、ヨーロッパ、アメリカまでこの作品が足を延ばしていってくれるのではないかと考えている」とした。(文?玄番登史江)

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