2019年5月22日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、オーストラリア企業(yè)が米國(guó)にレアアース分離精製工場(chǎng)設(shè)置を発表したことについて、米國(guó)が中國(guó)以外のレアアース供給ルートを確保しようという狙いがあると報(bào)じた。

記事は、オーストラリアのレアアース生産企業(yè)ライナスが20日、米ブルーライン社と提攜してテキサス州にレアアース分離精製工場(chǎng)を建設(shè)することを発表したと紹介。ライナスについて「中國(guó)以外では世界最大のレアアース生産企業(yè)で、世界シェアは約12％となっている」とし、米國(guó)のレアアース加工大手との新會(huì)社設(shè)立により、中國(guó)以外では唯一となるレアアース分離精製の大型企業(yè)が誕生すると伝えた。

そして、ライナスが聲明の中で「新會(huì)社の目標(biāo)は米國(guó)のサプライチェーンにおける重要な空白を埋め、米國(guó)企業(yè)の自國(guó)のレアアースによる製品ルートを確保することだ」としたことを併せて紹介した。

そのうえで、米ウォール?ストリート?ジャーナルが21日に「両社の聲明は、中國(guó)以外のレアアース供給の選択肢が不足している點(diǎn)が新會(huì)社設(shè)立の大きな要因になったことを暗示している。また、実業(yè)界が米中両政府の貿(mào)易摩擦に対する憂(yōu)慮を強(qiáng)めると同時(shí)に、摩擦の中から利益を得るチャンスを模索していることが浮き彫りになった」との見(jiàn)方を示したことを伝えた。

さらに、同紙が「トランプ政権は自國(guó)のレアアース供給不足が経済のみならず軍事面にも悪影響を及ぼすとの憂(yōu)慮を抱いている。昨年、米地質(zhì)調(diào)査局は35種類(lèi)の鉱物が自國(guó)の経済と國(guó)防で非常に重要との認(rèn)識(shí)を示したが、その半分以上がほぼ輸入に依存している狀況なのだ」と解説したことを紹介している。

中國(guó)レアアース業(yè)界協(xié)會(huì)の陳占恒（チェン?ジャンハン）副事務(wù)局長(zhǎng)は「両者の提攜には確かに、米國(guó)が中國(guó)以外のレアアース供給源を確保しようという意図が見(jiàn)え隠れしている。しかし、短期間のうちに世界のレアアース業(yè)界の現(xiàn)狀を変えることは不可能であり、米國(guó)が中國(guó)をレアアース供給體系から締め出すことも不可能だ」とコメントした。（翻訳?編集/川尻）