2019年5月21日、中國メディアの參考消息網(wǎng)によると、シンガポール出身の元外交官で、國連安全保障理事會(huì)の議長も経験したキショール?マブバニ氏はこのほど、カナダ紙グローブ?アンド?メールとのインタビューで、「世界で最大の脅威は中國ではなく米國から來ている」との認(rèn)識(shí)を示した。

記事によると、マブバニ氏は「われわれが知っているように、世界は終わりに近づいている。少なくとも一つの経済指標(biāo)が示しているように、米國は、購買力平価換算の國內(nèi)総生産（GDP）で中國に追い抜かれた2014年に、ナンバーワンの経済大國ではなくなっている。中國経済が臺(tái)頭するにつれて、西側(cè)の影響力は弱まっている」とした。

そして「私たちは世界史の変曲點(diǎn)にいる。だが心配する必要はない。中國人は基本的に、世界を引き継ぐという願(yuàn)望を持っていない」「中國の影響力は間違いなく世界に広がるだろう。私は、中國人は強(qiáng)大になればなるほどより尊敬の念を持って扱われることを望むようになると考えている」などとし、中國の臺(tái)頭について、西側(cè)諸國の一般的な認(rèn)識(shí)に比べてより肯定的な見方を示した。

さらに「私は実際に、われわれが1945年に始まった多國間のルールに基づいた秩序を維持できると望んでいる。しかし現(xiàn)在危険なのは、それが崩壊する可能性があるということだ。そして問題なのは、最大の脅威がどこから來るのかだ。中國から來ているのか、それとも米國から來ているのか」とし、「現(xiàn)在のところ、多國間秩序に最も公然かつ率直に反対しているのがトランプ政権だ」とした。（翻訳?編集/柳川）