2013年4月16日、米華字メディア?多維新聞網(wǎng)は、「なぜボストンがテロの標(biāo)的に選ばれたのか？」と題した論説を掲載した。

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15日(現(xiàn)地時(shí)間、以下同)、米東部マサチューセッツ州ボストン市で開催中のボストン?マラソンを狙った連続爆破事件が発生した。ゴール付近で前後して2回の爆発があり、これまでに死者3人、負(fù)傷者は170人超が確認(rèn)されている。関連當(dāng)局各局はこれをテロとして捜査を進(jìn)めており、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は16日になって、「市民を狙ったテロ行為」との見(jiàn)解を示している。

今回、米マサチューセッツ州ボストン市が標(biāo)的になった理由として考えられる點(diǎn)が3つある。1つはボストンがアメリカン?スピリットの発祥地だということ。獨(dú)立戦爭(zhēng)の舞臺(tái)になったボストンは米國(guó)人にとって大切な場(chǎng)所。その場(chǎng)所でテロを行えば、米國(guó)人の士気を奪うことが可能になる。

2つ目は、ボストン?マラソンが世界で最も歴史が古く、世界中から數(shù)多くの參加者が集まるマラソン大會(huì)だということ。また、開催日が毎年4月の愛(ài)國(guó)者記念日というのも重要な點(diǎn)だ。テロの恐怖を世界に印象づけるには格好の場(chǎng)所と時(shí)間だといえよう。

3つ目は、9?11以降、米東部の大都市や工業(yè)地帯では厳戒な警戒態(tài)勢(shì)が敷かれている點(diǎn)。これらの都市での爆発物の輸送や組み立ては、テロリストにとって危険が大きすぎる。しかし、これまでずっと平和でのどかだったボストンは警戒がゆるく、テロの成功率は高くなる。

以上の點(diǎn)から、ボストンが標(biāo)的になったと思われる。しかし、これは個(gè)人的な意見(jiàn)にすぎない。爆弾犯を逮捕してみなければ本當(dāng)のことは分からない。米國(guó)は9?11からずっと反テロ戦爭(zhēng)を展開してきた。だが、その戦爭(zhēng)に果たして米國(guó)は勝利したのだろうか？ただ武力でテロリストを攻撃するのではなく、テロの生まれる根源や土壌を理解した上で、根本的な治療を行わなければ、テロを根絶することは不可能だろう。（翻訳?編集/本郷）