2013年4月17日、日本は食品安全を重視する國であり、「日本産」は食品安全の代名詞となっている。鹿児島大學(xué)水産學(xué)部水産學(xué)研究科の修士課程に在籍中の王偉隆（ワン?ウェイロン）さんは記者に対して、「日本人は食品に対して、杓子定規(guī)ではなく柔軟な態(tài)度を持っており、人々の飲食の安全が保障されている」と語った。中國青年報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

日本は食品安全事故をどのようにとらえているか？

王さん：日本の食品安全の管理は徐々に成熟したものだ。日本は食品安全事故を、次の數(shù)種類に分けている。（1）化學(xué)物質(zhì)による食物中毒（水俁病など）。（2）菌による食物中毒（1996年に岡山県で発生した雪印乳業(yè)中毒事件など）。（3）食品の加工過程で混入した化學(xué)物質(zhì)による中毒。（4）故意の犯罪行為による食物中毒（和歌山毒入りカレー事件など）。食品による窒息（おにぎりやお菓子といった、時(shí)間や溫度の変化により食品の粘度が変わり窒息を引き起こすなど）。

これらの事故に対して、日本政府は関連する法律政策を発表し、厳格に監(jiān)督管理している。整った監(jiān)督管理體制は、異なる事件による教訓(xùn)を受け、徐々に改善されたものだ。

日本は食品生産の各サイクルをいかに管理しているか。

王さん：食品生産企業(yè)では、商品そのものの品質(zhì)基準(zhǔn)、および作業(yè)員や生産環(huán)境の衛(wèi)生に関する條件があり、いずれも厳しい管理とモニタリングを受ける。焼酎の小規(guī)模な醸造所で働いている友人は、簡単な原材料の分割加工を行っているが、食品の洗浄から道具の消毒?服裝?作業(yè)環(huán)境に至るまで安心できるものとなっている。小規(guī)模な醸造所でさえそうなのだから、実力を持つ大企業(yè)はより厳しい管理を行っている。食品を処理する際、周りの人は「危険性はないか」、「安全のために」などを頻繁に口にしている。このように売り手も買い手も、高い安全意識を持っている。

行政監(jiān)督面で、日本の監(jiān)督管理部門は危機(jī)管理體制の構(gòu)築を重視し、危険の発生を予防している。食品安全委員會は食品安全法に基づきリスクを分析し、厚生労働省、農(nóng)林水産省、消費(fèi)者庁などの行政部門は、食品衛(wèi)生法および飼料安全法に基づきリスクを管理している。これらの部門は常に専門家の意見を政策に活かし、生産流通情報(bào)を公開するなどして、消費(fèi)者に全フローを十分に理解させている。

日本のレストランにとって、消費(fèi)者の口コミは極めて重要だ。道路沿いには多くのレストランがあるが、通常は面積が広くなく、リピーターにより人気を蓄積している。若者はメディアの紹介や人気指數(shù)を參考にし、レストランを選択している。人々の保守的な思想により、レストランは気を抜けなくなっている。1度の食品安全事故により営業(yè)停止に追い込まれ、2度目のチャンスなどはないからだ。

食品安全はどの點(diǎn)に注意するべきか。

王さん：日中の食品流通を比較して言えるのは、中國は商品流通の生産?加工?消費(fèi)チェーンを改善し、流通における各サイクルの衛(wèi)生品質(zhì)基準(zhǔn)および品質(zhì)追跡調(diào)査制度を制定するべきだ。品質(zhì)の監(jiān)督管理を強(qiáng)化し、市場ネットワーク管理體制を構(gòu)築し、原産地市場および消費(fèi)地市場の情報(bào)交流を促進(jìn)し、消費(fèi)者の信頼を高める必要がある。

多くの人は日本料理に含まれる刺身が危険だと疑っている。確かに加熱という工程を抜きにはしているが、流通の各サイクルの安全管理が行き屆いている。食品安全問題の発生を防ぐため、水揚(yáng)げから廚房に入り食卓に並べられるまで、一連の消毒殺菌予防措置をとる。病原菌は摂氏4度以下ならば増殖しないため、漁師は水揚(yáng)げした魚介類を冷蔵保存する。厚生労働省、農(nóng)林水産省、各地方政府も溫度の監(jiān)督を行う。廚房に入ると、まず淡水で十分に洗い、まな板と調(diào)理用具を消毒し、その他の食品との接觸を避ける。魚はさばいてから容器に入れ、直ちに冷蔵庫で保存し、2時(shí)間以內(nèi)に皿に盛りつけお客に出す。規(guī)定によると、これらの生鮮食品の品質(zhì)保持期限は1?2日間のみで、期限を超えた場合は処分される。

日本人の食品安全意識から何を?qū)Wんだか。

王さん：授業(yè)以外の時(shí)間を活用して居酒屋で1年以上アルバイトしているが、日本人の真面目な仕事ぶりから深い印象を受けた。食品に対する杓子定規(guī)ではなく柔軟な態(tài)度こそが、人々の飲食の安全を保障している。

日本の物価は世界トップクラスで、食品の品質(zhì)保持期限は世界最短だ。スーパーで品質(zhì)保持期限が1週間以上に達(dá)する食品を目にすることは少なく、果汁?牛乳などの品質(zhì)保持期限は基本的に2?3日間だ。日本の廚房に入ると、高溫消毒の皿洗い機(jī)があるだろう。食品安全の重要な要素には、食器の衛(wèi)生度がある。日本ではこのサイクルの安全が、十分に保障されている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/YF?編集/內(nèi)山）