2019年5月28日、中國メディアの騰訊新聞は、中國からの2018年の訪米旅行者數(shù)が03年以降の15年間で初めて前年割れしたと報じた。

記事は、AP通信の28日付報道を引用し、米商務省の旅行観光業(yè)擔當部局によると、18年に中國から米國を訪れた旅行者數(shù)は前年比5．7％減の290萬人となり、前年割れしたのは2003年以降で初めてだと伝えた。

AP通信によると、中國當局は昨夏、米國に渡航する中國人旅行者に対し、銃撃、強盜事件の脅威や高額の醫(yī)療費などに注意するよう警告を出した。

コンサル大手のマッキンゼーによると、2000年には中國から24萬9000人が米國を訪れ、10年には約3倍の80萬2000人に増え、15年にはさらにその3倍に増えた。米國は16年と17年にそれぞれ300萬人以上の中國からの旅行者を受け入れたが、前年比の伸び率は17年はわずか4％にとどまり、ここ10年余りで最も低かった。

業(yè)界ウォッチャーは、中國の中間所得層は拡大を続けているため、こうした減速は一時的であると考えているという。米政府は、中國からの旅行者數(shù)は今年は2％増の330萬人となり、23年には410萬人に達すると見込んでいる。（翻訳?編集/柳川）