2013年4月20日午前8時2分（日本時間同9時2分）、四川省雅安市蘆山県でマグニチュード（M）7．0の地震が発生した。地震後速やかに、寄付?救援?ボランティア募集などさまざまな情報がメディアによって報じられ、各種公益団體がそれぞれ具體的な救援行動に出た。しかし、翌日には、「被災(zāi)地にこれ以上押しかけないで」という聲が沸き起こった。23日付で新京報が伝えた。

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中國中央テレビ（CCTV）記者によると、各種の救援組織?個人が被災(zāi)地に猛然と押しかけたことから、雅安地域の道路は大渋滯し、負(fù)傷者は被災(zāi)現(xiàn)場から出られず、救援者は被災(zāi)地に入ることができない、という狀況が生まれた。

中國國務(wù)院弁公庁は21日、「緊急を要しない救援者やボランティアなど、正式な認(rèn)可を得ていない人は、自ら被災(zāi)地に赴くことを極力避けること」との通達(dá)を発表した。

地震発生から3日目となった22日、蘆山県竜門郷災(zāi)害ボランティア組織の代表を務(wù)める●中市（●はもんがまえの中に良）ボランティア會の王浩隻（ワン?ハオシュアン）會長は、わずか2時間しか睡眠を取らず、彼のトランシーバーの音聲はほぼ途絶えたことはなかった。

王會長率いるボランティア協(xié)會がNGO災(zāi)害備蓄センターと共に竜門郷に向かったのは、物資調(diào)達(dá)の必要性や政府が検討対象としていない需要の有無を調(diào)べに行くためだった。しかし、多數(shù)のボランティアが竜門郷に一挙に押し寄せたため、王會長一行は被災(zāi)地ボランティアを組織?調(diào)整するという仕事に「業(yè)務(wù)転換」せざるを得なくなった。

王會長は、「ボランティアの多くが周辺の大學(xué)から來た學(xué)生だ。彼らは食品もアウトドア用品も持たず、親切心だけから被災(zāi)地に入っており、食事?宿泊を確保していない」と語った。6人用テントを最大で18人のボランティアが利用したという。防濕シートも布団もなく、ボランティアは濕っぽい芝生の上で眠り、互いに身體を溫め合った。

王會長は、「竜門郷の物資はもともと非常に不足している。そこにボランティアが押しかけると、面倒が増えるだけだ。突発的災(zāi)害が起こった時、ボランティアを希望する人の最低條件は、『ボランティアは被災(zāi)地の負(fù)擔(dān)となってはならない』ということだ」ときっぱりと言った。

王會長がこの2日間、被災(zāi)地から帰ってもらった「自分の面倒を自分で見ることができない」若きボランティア希望者は1日1000人以上に上った。経験のあるボランティア50?100人を被災(zāi)地に殘し、業(yè)務(wù)別チームを組織し、ボランティア業(yè)務(wù)をより合理的?組織的に行った。

しかし、王會長は、2008年の四川大地震の時と比べ、人々はより理性的な行動をとるようになったことに気がついたという。政府による規(guī)制や呼びかけ、メディアによる宣伝活動、公益組織による勧告などに、人々は十分意識的になり、被災(zāi)地に混亂を招くことはなくなった?！杆拇ù蟮卣黏螘rは、1日3000人以上のボランティア希望者に帰ってもらった。今回の地震では、最も多かった21日でも、帰ってもらったのはせいぜい1500人程度だった」と話した。

共産主義青年団四川省委員會が21日午後4時の時點(diǎn)でまとめた統(tǒng)計データによると、電話ホットラインや中國版ツイッター「微博（ミニブログ）」、チャットアプリ「微信」などを通じてボランティアを希望した人は延べ8892人に達(dá)した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/TF）