中國が貿(mào)易戦爭(zhēng)をめぐる米國への対抗手段として世界最大の生産量を誇るレアアース（希土類）を利用するとの観測(cè)が出ていることについて、中國の主要な経済官庁である國家発展改革委員會(huì)の高官がこのほどコメントを発表した。中國紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は29日付の記事で、これに対する米國のメディアの反応を紹介した。

記事によると、中國國家発展改革委員會(huì)の高官は28日、レアアースが米國に報(bào)復(fù)する上での武器となるかについて、「もし誰かがレアアースを使って製造した製品で中國の発展を抑え込もうとするなら、中國人民はうれしくないということだ」と述べた。

これを受け、ニューヨーク?タイムズは「レアアースにおいて、米國が追いつくのはすでに困難だ」とし、「中國はレアアースの精製における最も重要な工程を完全に支配している。そのコストの低さと生産能力の大きさは、他の地域の企業(yè)が単獨(dú)で資本を投じて精製工場(chǎng)を設(shè)立するのを諦めさせるほどのものだ」などと伝えているという。

フォーリン?ポリシーも「中國がレアアースの対米輸出を制限すれば、不運(yùn)な目に遭うのは米國の電子製品だけでなく、石油精製から航空機(jī)エンジンに至る多くの経済分野が打撃を受けることになるだろう。なぜなら米國はレアアース需要の約80％を中國からの輸入に頼っているからだ」と伝えているという。（翻訳?編集/柳川）