中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は30日、韓國(guó)選手による優(yōu)勝カップ踏みつけ事件について、「中國(guó)人は韓國(guó)全體を恨む必要はない」と題した社説を掲載した。

29日、中國(guó)四川省成都市で開催されたサッカーのパンダカップで、優(yōu)勝したU-18（18歳以下）韓國(guó)チームの選手1人が優(yōu)勝カップを腳で踏みつけたり、カップに放尿するようなポーズをとったりした?？棺hを受けて韓國(guó)代表チームの選手は同日夜に會(huì)見を開き、「中國(guó)の方を傷つけてしまった」と全員で謝罪したが、大會(huì)運(yùn)営側(cè)は韓國(guó)の優(yōu)勝カップ剝奪を決定した。

記事によると事件後、中國(guó)のメディアにとどまらず、韓國(guó)のネットにも「韓國(guó)サッカーの顔に泥を塗った」「サッカーの前にまずは人としての在り方を勉強(qiáng)すべき」などと選手を非難する聲が大量に寄せられた。

記事は、「この行為の善し悪しははっきりしており、論爭(zhēng)の余地はないだろう。今回の件は韓國(guó)の18歳以下の子どもによる『教養(yǎng)を欠いた』驚くべき行動(dòng)だったと受け取ることができる。しかし、これに対して韓國(guó)の大人たちがとった態(tài)度はしかるべきものだった。彼らは選手らを公然と叱責(zé)し、怒らせた相手の元に選手を連れて謝りに行った」と指摘した。そして、「こうした狀況を鑑みると、相応の話し合いをし、厳格な態(tài)度を示した後、中國(guó)人はもはやこのことで韓國(guó)全體を恨む必要も、あの子どもたちの行為が韓國(guó)社會(huì)の中國(guó)に対する侮辱だなどと捉える必要もないだろう」とした。

続けて、「これと同時(shí)に、韓國(guó)社會(huì)はどうして韓國(guó)のユースチームによってこのような極端なパフォーマンスがなされたのか考え直してみるべきだろう」と指摘?！弗单氓`で今回のようなパフォーマンスが見られたのはおそらく世界で初めてだが、心理學(xué)的な観點(diǎn)から見れば、子どもの取る行動(dòng)はどれも模倣から派生しているはずだ」とした。

そして、「韓國(guó)のスポーツ選手が國(guó)外の試合や表彰臺(tái)で、異常な、スポーツマンシップに反した行為をするのは今回が初めてではない」と指摘。記事は、2007年に中國(guó)長(zhǎng)春市で行われた冬季アジア大會(huì)で、銀メダルを獲得した韓國(guó)女子ショートトラック選手らが「白頭山（中國(guó)と北朝鮮の國(guó)境地帯にある火山）はわが國(guó)の領(lǐng)土だ」と紙に書いて示したり、2012年のロンドン五輪で、サッカー日本代表と韓國(guó)代表の3位決定戦の試合終了後に韓國(guó)選手が竹島の領(lǐng)有を主張するプラカードを掲げたりしたことに觸れ、「これは韓國(guó)のスポーツ界自身も警戒するべきである」と述べた。

記事はさらに、「今回の韓國(guó)選手の行為は試合に勝利した誇りを體現(xiàn)しただけで、政治との関連性は無い」とした上で、「ナショナリズムを制限すること、とりわけ國(guó)外のスポーツの場(chǎng)でそういった感情を厳しく抑え、謙虛で親しみやすくあることをアスリートの絶対的な信條とするのは、國(guó)際的なスポーツの世界での公共道徳だ。そしてそれは韓國(guó)のスポーツ界にも揺るぎない教えとなるべきだろう」とし、「中國(guó)と韓國(guó)は友好的な國(guó)家であると同時(shí)に、両國(guó)民は互いに一種の感情を抱いている。スポーツというパイプを通してそうした感情を刺激することには斷固として反対し、さまざまな試合を両國(guó)の友好改善のための促進(jìn)材料とする。これが中韓両國(guó)のスポーツ界において、共に守られるべき掟である」とした。

最後に、「今回の事件はすぐに過ぎ去って行くだろうが、釘を抜いても板には穴が殘る。韓國(guó)社會(huì)は中國(guó)人以上にこの穴の存在を覚えておくべきである。韓國(guó)はここ數(shù)年で少なからぬ成果を上げているが、もしそれと同時(shí)に謙虛な姿勢(shì)を保つことができれば、さらに大きな尊敬を集めることができるだろう。これは普遍的な原則であり、中國(guó)や韓國(guó)を含む東アジア諸國(guó)にとってとりわけ意義のあるものだ」と論じた。（翻訳?編集/巖谷）