2019年6月1日、文匯網(wǎng)は、米國がレアアース（希土類）の新工場を建設(shè)するも、當(dāng)面は中國依存が続くとする記事を掲載した。

記事は、米メディアの報(bào)道を引用し、テキサス州拠點(diǎn)の化學(xué)製品企業(yè)ブルーライン?コープとオーストラリアのレアアース生産大手ライナスが共同で、レアアース処理プラントを建設(shè)することで合意したが完成まで2～3年かかることを紹介した。

記事は、ロイター通信が、レアアースにおける中國の指導(dǎo)的な立場に米國が挑戦できるようになるには、さらに何年もかかるとの見方を示していると紹介。米國はレアアース加工工場を建設(shè)すべく努力しているが、まだ初期段階にあり、加工施設(shè)も不足しているほか、議會(huì)やトランプ政権からの統(tǒng)一した支持に欠けているため、「中國はレアアース精錬加工分野における獨(dú)占的な地位を當(dāng)面保持し、貿(mào)易交渉において大きな切り札を手にしていることになる」と論じた。

米メディアによると、米國に本部を置く少なくとも3社の企業(yè)が、レアアース加工工場の建設(shè)または建設(shè)計(jì)畫をしているという。記事は、カリフォルニア州マウンテン?パスにある加工工場は、來年にも操業(yè)開始予定で、操業(yè)が始まれば米國で唯一操業(yè)するレアアース加工となると紹介。年間5000トンの2種類のレアアースを生産する予定だが、別の2社の加工工場は早くても22年にならないと操業(yè)を開始できないという。

記事は、マウンテン?パスが米國唯一のレアアース鉱床だが、米中貿(mào)易摩擦が少なからぬ圧力をもたらしていると紹介。マウンテン?パスの鉱床を保有するMPマテリアルズは、年間約5萬トン生産しているレアアース?コンセントレートを中國に出荷して加工しているが、中國の稅関は関稅を6月1日からこれまでの10％から25％に引き上げたと伝えた。

その上で、「米國のレアアースは中國からの輸入に過度に依存している」と指摘。04年から17年までの間、米國の輸入レアアースの80％が中國からで、中國が米國へのレアアース輸出を禁止した場合、米國の科學(xué)技術(shù)産業(yè)に大打撃になることを米國の業(yè)界は心配していると伝えた。（翻訳?編集/山中）