中國(guó)商務(wù)部は2日に発表した米中貿(mào)易協(xié)議に関する中國(guó)側(cè)の立場(chǎng)をまとめた白書で、「米中経済貿(mào)易協(xié)議は挫折しているが、その責(zé)任は全て米國(guó)政府にある」と指摘した。同日付で中國(guó)國(guó)営の新華社が伝えた。

同白書は、「米國(guó)が経済貿(mào)易摩擦を引き起こしてから、中國(guó)は対応措置を取らざるを得なくなり、両國(guó)の貿(mào)易や投資関係はその影響を受けた。米中両國(guó)は、國(guó)民の福祉やそれぞれの経済発展のニーズに基づき、腰を據(jù)えて交渉し、協(xié)議を通して問(wèn)題を解決する必要があると考えている。2018年2月に経済貿(mào)易協(xié)議が開(kāi)始して以降、すでに大きな進(jìn)展があり、両國(guó)は大部分の內(nèi)容に関して合意を得ることができた。しかし、協(xié)議は米國(guó)の合意違反や言動(dòng)の矛盾、および誠(chéng)実さの欠如から幾度かの曲折も経験した」と指摘した。

さらに、「米國(guó)が新たな関稅の脅威を提示してから、國(guó)際社會(huì)は中國(guó)が対米協(xié)議を停止することを懸念し、米中交渉の成り行きに注目している。中國(guó)は米中経済貿(mào)易関係を維持するという大局から出発し、理性的かつ自制的な態(tài)度を保ち、2019年5月9～10日には両國(guó)が以前交わした合意に即してハイレベル代表団を米國(guó)に派遣し第11回米中経済貿(mào)易協(xié)議を行った。そこでは、米國(guó)と対話を通して経済貿(mào)易に関する食い違いを解決しようという最大の誠(chéng)意と責(zé)任感を表した」とした。

続いて、「米中両國(guó)は率直かつ建設(shè)的な交流を行っており、努力して対立を制御し、協(xié)議を推し進(jìn)めていくことに同意している。中國(guó)は、一方的に関稅を引き上げるという米國(guó)のやり方に強(qiáng)い反対を示し、厳正なる立場(chǎng)を明らかにし、反撃のためにはしかるべき措置を講じる必要があると表明している。経済貿(mào)易協(xié)議は平等なおかつ相互に利益がなければならず、中國(guó)の核心的な利益に関わる重要な原則的問(wèn)題については決して譲歩しないと再度強(qiáng)調(diào)している。米國(guó)が全ての関稅引き上げを撤廃し、現(xiàn)実に即した輸入をすると同時(shí)に、合意文書においてバランスと相互利益を確保することが、両國(guó)が合意に達(dá)する前提となる」とした。

白書はまた、「『中國(guó)は協(xié)議を後退させている』という米國(guó)政府の指摘は完全なる虛説だ」と指摘。「協(xié)議がなお進(jìn)行中の狀況下で、その內(nèi)容や関連表現(xiàn)に修正を求めたり調(diào)整をしたりするのは貿(mào)易交渉の正常なやり方だ。米國(guó)政府はこれまでの十?dāng)?shù)回の協(xié)議で絶えず（中國(guó)の）要求を修正させ、中國(guó)側(cè)の『後退』は責(zé)任を伴わない行為だと非難してきた。歴史が証明しているように、相手に非難を浴びせ、攻撃し、極限まで圧力をかけるといったやり方で取り付けられた合意は、雙方の協(xié)力関係を壊し、歴史的なチャンスを逃すことにしかならない」と論じた。（翻訳?編集/巖谷）