米國の味方は誰もいなかった?アジア諸國が「対中攻撃」に共感しない理由―米メディア

Record China    2019年6月5日(水) 5時40分

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米ブルームバーグは2日、「2019年のアジア安全保障會議で、米國はアジア諸國から集団的な抵抗をもって迎えられた」と報じた。

米ブルームバーグは2日、「2019年のアジア安全保障會議(シャングリラ?ダイアローグ)で、米國はアジア諸國から集団的な抵抗をもって迎えられた」と報じた。3日、中國メディア?環(huán)球時報が伝えた。

5月31日~6月2日にかけてシンガポールで開催されたアジア安全保障會議には、日本や米國、中國、韓國、オーストラリア、東南アジア諸國の政府高官や防衛(wèi)當局者らが參加した。

記事は、「會議に參加した中國人民解放軍の官僚たちは、今回もこれまでと同様、米國が同盟國を引き連れて中國に猛攻撃を浴びせ、中國に単獨でその批判に反撃させるものだろうと思っていた。しかし今年は、米國政府が全世界の経済発展を危険にさらすような過激な行動に乗り出したことによって、アジア諸國の首脳らはトランプ政権の中國に対する攻撃姿勢に批判を浴びせた」と指摘した。

記事は、シンガポールのリー?シェンロン首相が基調(diào)演説で「米國はファーウェイの脅威を控えめに扱い、中國の臺頭を受け入れるべき」と述べたことや、ミャンマーの政府関係者が「米國が中國の一帯一路プロジェクトについて債務(wù)のわな外交だと主張しているのは大げさだ」と指摘したことに觸れた上で、「大多數(shù)が米中貿(mào)易戦爭の終結(jié)を望んでいる」とした。加えて、シンガポールのウン?エンヘン國防相による「現(xiàn)在の國際秩序は危機に瀕しているが、ここまで何とか守られてきた秩序を無差別に臺無しにすることは非常に愚かだ」という旨の発言を紹介した。

続いて、「米中の間で、(アジア)諸國は5G通信にファーウェイ設(shè)備を利用したり、深海港や高速鉄道の建設(shè)に中國資本を取り入れたりすることを防ごうとする米國の圧力を受けている」と説明。しかし、ある専門家が「アジア諸國は、自國の國家安全について慎重であっても、非常にプラグマティックな考え方をしている」「特にコスト面で、中國はインフラ開発についてより魅力的な提案をしている」などと指摘したことを紹介し、「米國は『インフラ基金』をつくり『自由で開放的』という文句を掲げて中國と競爭しようと畫策しているが、それでもアジア諸國のニーズを満たすには不十分だ。その上、米國は他國に過剰な政治的條件を突きつけている」と指摘した。

記事は実際に、ミャンマーのインフラ建設(shè)への投資を世界銀行や國際的な金融組織が拒否する中、中國だけが受け入れたことを指摘。ミャンマーのタウン?トゥン國家安全保障顧問は「資金調(diào)達を受け入れるかを決定するのは結(jié)局中國ではなく、受注國だ」と発言し、中國が戦略的利益のために債務(wù)を負わせるという意見を否定したことを伝えた。

さらに記事は、「同様の狀況がファーウェイ5Gをめぐる問題についても見られる」と指摘。マレーシアのマハティール首相が30日、「われわれはファーウェイの技術(shù)をできる限り利用する」と発言したことや、フィリピンの政府當局者が「米國のアップルもファーウェイと同様、セキュリティ上のリスクがある可能性がある」という旨の発言をしたことに觸れ、「米國のファーウェイに対する誹謗(ひぼう)中傷をアジア諸國は真に受けていない」と論じた。(翻訳?編集/巖谷)

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