Record China 2019年6月8日(土) 12時40分
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4日、中國のネット上に、牛久大仏を見學したという中國人観光客による旅行記が掲載された。寫真は作者提供。
2019年6月4日、中國のネット上に、牛久大仏を見學したという中國人観光客による旅行記が掲載された。以下はその概要。
歓楽と飽食の大都市の生活に飽き、にぎやかな人込みを見飽きたら、あわただしく観光地を見て回る旅行ではなく、新たな道を開いて心が落ち著く所へ行きたくなる。現(xiàn)地の風土や人情を感じることができるような所だ。
私は、JR常磐線「牛久駅」からバスに乗って30分の所にある牛久大仏へやってきた。ここは、茨城県で最も高い建築物で、高さ120メートル、1989年に建造された真宗大谷派の建物だ。私たちの知る仏殿と違って、牛久大仏は現(xiàn)代の息吹が濃厚に感じられる仏教建築だ。
和服を著た小さな人が描かれている絵馬は、人々の願いを背負っている。そよ風が吹くと互いにぶつかり音をたてる。ゆったりとした鐘をつく音も聞こえる。ここに來るだけで、落ち著かない気持ちの半分がそぎ落とされるようだ。
仏殿の中では線香や修行用の紙などを販売しており、仏教徒は自分や家族の名前を仏像に捧げることができる。大仏の足元には墓地もあり、仏を信じる多くの人たちが家族の遺骨をここに安置しているが、聞くところによると費用はとても高額らしい。大仏をここに建造したのは、ランドマーク的な建築物にしたかったというだけではなく、地元の経済を引っ張るためでもあるようだ。
大仏の內(nèi)部は、靴を脫いで參観する。職員が靴を入れる袋をくれる。中には2體のミニ大仏があり、聞くところによると50年後には青銅色の大仏に変わるらしい。大仏內(nèi)は5階建てで、1階は浄土世界を観察する場所になっている。模型や寫真で大仏の建造過程が展示されていて、その大変さを感じることができる。
2階は念仏の間で、77席の寫経席がある。3階には約3300體の胎內(nèi)仏が取り囲む金色の世界で、「蓮華蔵世界」とも言われている。4、5階の霊鷲山には仏舎利(釈迦牟尼の遺骨)が安置されていて、參拝できる。このほか、四方に窓があり、東西南北の景色を見ることができる。霊鷲山とは、釈迦牟尼が晩年に説法した場所だ。ここで靜かに座って寫経してみるのもいいだろう。
外に向かってがむしゃらに走ることだけが旅行ではなく、じっくりと座って考えるのも旅行だ。知らないものを探索し、調(diào)べ、觸れてみることは、風土であろうと精神的な物であろうと、どれも一種の旅行といえる。
小動物園には、生き生きとしたウサギやヤギがいて、これらの小さな命が寺に活気を添え、厳粛さを和らげている。ここでは、どんなに小さく平凡な動物であっても親切に接してもらえるが、これこそ命に対する敬意だろう。
大仏の外は色とりどりの花畑が囲っており、ここではさまざまなイベントが行われている。サクラの季節(jié)に來れば、ここでロマンチックな景色を感じることができるが、そうでなくても十分に美しい。(翻訳?編集/山中)
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