6月5日の「環(huán)境の日」に當(dāng)たり、ごみ処理が再び各國が注目する問題の一つになっている。筆者のこのほどの調(diào)べによると、ごみ処理の新技術(shù)?新方法が活用され、世界の青空と美しい水を守る新たな力になっている。新華網(wǎng)が伝えた。

生物を利用した生分解は期待されているごみ処理技術(shù)だ。浙江省杭州市の崇賢街道には、一見不思議な「昆蟲農(nóng)場(chǎng)」があり、1年で生ごみを3400トン以上も食べ盡くしてしまうという。この農(nóng)場(chǎng)の経営者は浙江大學(xué)環(huán)境?資源學(xué)院の張志剣（ジャン?ジージエン）準(zhǔn)教授で、周辺住民に「昆蟲教授」というあだ名をつけられ親しまれている。

張氏の農(nóng)場(chǎng)に入ると、ずらりと並んだビニールハウスが目に入る。その中は大きなアメリカミズアブの養(yǎng)殖槽になっており、槽の中には処理済みの生ごみが敷かれていた。うごめく白い幼蟲の群れが、近くから運(yùn)ばれてきた生ごみを食べていた。

アメリカミズアブの幼蟲は初春になると卵から孵化し、12?14日でサナギになる。2週間もたたないうちに幼蟲の體重は、生ごみを食べるだけで2000倍以上に増加する。幼蟲1キロで生ごみを4キロ消化できる。ごみはこれで一度に8割以上も減量できる。幼蟲とその排泄物は、グリーンな有機(jī)肥料として市場(chǎng)で販売できる。

張氏によると、アメリカミズアブの成蟲はハエに似ているが、動(dòng)くことも食べることも好まない。成蟲の壽命は2週間ほどで、病原微生物を持たない。

この昆蟲にごみを食べさせる技術(shù)をめぐり、張氏は長(zhǎng)年模索を続けてきた。この面積がわずか數(shù)ムー（1ム―は約666．7平米）の農(nóng)場(chǎng)は毎日、生ごみを約12トン処理できる。崇賢街道の18萬人の生ごみ処理問題を、現(xiàn)地でほぼ解消している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）