2019年6月4日、中國(guó)新聞網(wǎng)は「米中貿(mào)易戦爭(zhēng)で韓國(guó)が傷付いている」とする記事を掲載した。以下はその概要。

韓國(guó)の中央銀行は4日、第1四半期の國(guó)內(nèi)総生産（GDP）は前期比0．4％の減少と発表した。マイナス成長(zhǎng)は17年第4四半期以來(lái)だ。韓國(guó)経済研究院はこれより先、今年の経済成長(zhǎng)率予測(cè)を2．2％に引き下げている。

韓國(guó)にとって「悩ましい」のは、他國(guó)間の事情が自國(guó)経済に大きな影響を與えている點(diǎn)だ。ある分析によると、米中貿(mào)易戦爭(zhēng)のエスカレートを受け韓國(guó)の輸出は急減、経済成長(zhǎng)に影響が及んだ。

韓國(guó)は人々がよく知る「アジア四小龍」の他、「世界経済の『カナリア』」の名も持つ。17世紀(jì)、英國(guó)の炭鉱ではガスの臭いに敏感なカナリアが用いられた。カナリアの役目は空気のチェックだ。さえずりをやめることは危険を意味する。

カナリアのこうした特性と世界経済の変化に対する韓國(guó)の敏感さはよく似ている。韓國(guó)経済は典型的な外向型だ。あるデータによると、輸出が韓國(guó)経済に占める比重は50％前後。そうであるからこそ韓國(guó)経済の成長(zhǎng)は貿(mào)易に左右され、世界経済、特に貿(mào)易分野に大きな下押し圧力が生じると簡(jiǎn)単に「?jìng)蜇?fù)って」しまう。第2四半期に入っても韓國(guó)経済全體の狀況に目立つ改善は見られず、輸出は不振続きだ。

中國(guó)商務(wù)部國(guó)際貿(mào)易経済合作研究院の白明（バイ?ミン）氏は、「韓國(guó)の2大貿(mào)易相手である中國(guó)と米國(guó)の貿(mào)易摩擦激化が韓國(guó)の輸出激減の主な原因」と指摘する。米國(guó)と中國(guó)は韓國(guó)にとってそれぞれ1位、2位の輸出先であり、両國(guó)で輸出全體の39％を占める。韓國(guó)國(guó)際貿(mào)易研究院の予測(cè)によると、中國(guó)に対する米國(guó)の立て続けの関稅引き上げで韓國(guó)の輸出は年8億7000萬(wàn)ドル（約940億円）以上減る見通しだ。

一方、中國(guó)人民大學(xué)経済學(xué)院教授の陳建（チェン?ジエン）氏は、「韓國(guó)の輸出品の構(gòu)成、輸出先は集中し過(guò)ぎていた。輸出先に問(wèn)題が起きると韓國(guó)は必然的に影響を受ける」と見る。陳氏は「輸出先と商品の多様化が必要」とも強(qiáng)調(diào)する。

前述の白氏は「世界の貿(mào)易環(huán)境の不確実性は増すという前提のもと、韓國(guó)は中國(guó)、日本との協(xié)力を強(qiáng)化すべき。特に中日韓自由貿(mào)易協(xié)定（FTA）の交渉を加速せねばならない」との考えを示し、「韓國(guó)は中國(guó)とのイノベーション分野での協(xié)力強(qiáng)化を通して國(guó)內(nèi)の産業(yè)構(gòu)造のレベルアップを促す必要がある。それにより経済発展のためのエネルギーが得られる」と指摘した。（翻訳?編集/野谷）