2019年6月5日、米華字メディア?多維新聞は、中國(guó)からのレアアースの密輸に活路を見(jiàn)出そうとする米國(guó)に対して、中國(guó)が長(zhǎng)期的な構(gòu)えで対応しようとしているする文章を掲載した。以下はその概要。

5日、國(guó)家発展改革委員會(huì)が開(kāi)いた「レアアース業(yè)界専門家座談會(huì)」に世界の経済界や鉱業(yè)関係者が注目した。中國(guó)は5月下旬に米國(guó)への対抗措置としてレアアースのカードを切る可能性をほのめかしていたためだが、この座談會(huì)ではなんら具體的な政策は発表されなかった。

一方、世界市場(chǎng)における中國(guó)のレアアース需要は昨年7月以降徐々に高まっている。そんななか、米國(guó)のある専門家は「わが國(guó)は必要になったら中國(guó)からレアアースを密輸すればいい。ちょうど、かつての日本がやっていたようにだ」と発言した。

レアアースの密輸は確かに中國(guó)にとって解決が難しい問(wèn)題だった。國(guó)家工業(yè)?情報(bào)化部によれば、2006～12年にはレアアースの密輸量が正規(guī)の輸出量を上回ったという。ピーク時(shí)の11年には密輸量のほうが20％も多かったとのことだ。日本や米國(guó)の直接現(xiàn)地に赴き、意図的に合法的な業(yè)者を避けて密輸をしていたのである。

これに対して中國(guó)政府は14年以降、レアアースのブラックマーケットや密輸行為に対する?yún)棨筏と·昃啢蓼辘蜷_(kāi)始し、密輸の引き金にもなる生産過(guò)剰の問(wèn)題解決に取り組んだ。その結(jié)果、18年には中國(guó)企業(yè)による年間のレアアース分離、精錬量は11．5萬(wàn)トンにまで縮小させたうえ、レアアース國(guó)際取引におけるポジションを転換することにも成功し、世界最大のレアアース輸入國(guó)になったのである。

同部は今年1月に「レアアース業(yè)界の秩序整頓を引き続き強(qiáng)化する通知」を発表した。外部は中國(guó)が引き続き厳しい密輸取り締まりを行うというシグナルとして受け取ったが、中國(guó)政府の意図はそれよりも従來(lái)の資源浪費(fèi)型の拡張から、全産業(yè)チェーンにおいて競(jìng)爭(zhēng)での優(yōu)位性を形成することにありそうだ。この點(diǎn)は米中貿(mào)易戦爭(zhēng)が持久戦の様相を呈する中で、なおのこと必要な姿勢(shì)だ。中國(guó)としては米國(guó)への直接的な対抗措置をとるよりも、長(zhǎng)い戦いに備えるほうがメリットがあるのだ。（翻訳?編集/川尻）