2019年6月4日、人民網(wǎng)は、現(xiàn)在上映中の「ゴジラ キング?オブ?モンスターズ」に登場する「空中空母」は決して空想の産物ではなく、かつて米ソ両國が研究を行っていたとする記事を掲載した。

記事は、作品の中で人類がさまざまなハイテク裝備を用いていることに多くの人が注目しているとしたうえで、作中に登場する兵器や飛行機が現(xiàn)実の軍備に置き換え可能かについて論じている。

まず、垂直離陸と高速飛行が可能なV-22オスプレイはどこへも人を運ぶ「戦場のタクシー」になり得るとした。また、外観が近未來的な米國の新世代原子力潛水艦は、畫面を通じて多數(shù)の無人潛水機を遠隔操作し、水面下の探索任務(wù)を遂行することができると説明。怪獣に対する空中からの攻撃はF-35ステルス戦闘機が擔うことになるとしている。

さらに、作品では怪獣が世界を蹂躙するなかで、これに対抗すべく巨大な體積を持つ「空中空母」が出現(xiàn)して指揮任務(wù)にあたると紹介。B-2を巨大化したような全翼機の形をし、オスプレイを搭載する「空中空母」が作品の中で地上に降りて休むことなく大活躍するが、現(xiàn)実の世界にも「実はこれと似た計畫があった」と指摘した。

そして、1950～60年代の米ソ核軍備競爭のピーク時、両國がそれぞれ原子力を動力とした爆撃機の研究開発を進めており、その最大の特徴が「原子爐を飛行機に搭載し、無限に近い巡航能力を獲得する」というものだったと説明。結(jié)局、技術(shù)的な難題をクリアできず、この爆撃機の計畫はお蔵入りとなってしまったとする一方、近年米國では再び原子力による無人機開発の構(gòu)想が打ち出され、一連の研究が行われていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）