2019年6月11日、観察者網(wǎng)は、韓國(guó)で発生している深刻な大気汚染について、大統(tǒng)領(lǐng)の諮問(wèn)機(jī)関が「國(guó)民はミスリードされている」との見(jiàn)解を示したとする韓國(guó)メディアの報(bào)道を伝えた。

記事は、韓國(guó)?聯(lián)合ニュースの11日付報(bào)道を引用。潘基文（パン?ギムン）前國(guó)連事務(wù)総長(zhǎng)が委員長(zhǎng)を務(wù)める韓國(guó)の大統(tǒng)領(lǐng)直屬機(jī)関「スモッグ國(guó)家気候環(huán)境會(huì)議」は、10日に開(kāi)かれた第2回全體會(huì)議の結(jié)果を報(bào)告し、「韓國(guó)國(guó)民はおおむねスモッグの83％が中國(guó)から來(lái)たものと認(rèn)識(shí)しているが、専門(mén)家の間では20～50％と考えられている。中國(guó)からの汚染だけでなく、國(guó)內(nèi)の発電、自動(dòng)車(chē)排気ガスが韓國(guó)の大気汚染の主な原因だ」との見(jiàn)解を示したという。

また、同會(huì)議は「政府はもっと科學(xué)的な統(tǒng)計(jì)資料により國(guó)民に正確な情報(bào)を伝え、スモッグに対する不安を生まないようにすべきだ。必要があれば中國(guó)にスモッグ対策の経験を?qū)Wぶべき。そして、政府は専門(mén)家の意見(jiàn)を優(yōu)先的に考慮するとともに、積極的に國(guó)民とコミュニケーションをとる必要がある」と指摘したという。

観察者網(wǎng)は「これまで韓國(guó)當(dāng)局は、國(guó)內(nèi)のスモッグについて真剣な研究報(bào)告を出していない。データの多くは米NASAの衛(wèi)星寫(xiě)真や、中國(guó)に近いペンニョン島で観測(cè)されたものだ。このために國(guó)ではスモッグが発生するたびに韓國(guó)メディアが『中國(guó)からスモッグが飛來(lái)した』と伝え、國(guó)民がパニックに陥るのだ」と論じた。

このほか、中國(guó)生態(tài)環(huán)境部が昨年末に「中國(guó)の空気の質(zhì)が大幅に改善を続ける中、韓國(guó)の微細(xì)粒物濃度は上昇している。韓國(guó)の大気汚染の主要な原因である二酸化窒素について、2015～17年のソウル市の濃度はいずれも北京市よりも高くなっている」と発表したことを併せて伝えた。（翻訳?編集/川尻）