ロシアを訪問した習(xí)近平國家主席は、まもなく中央アジアへの訪問を開始します。この日程に組まれている上海協(xié)力機構(gòu)（SCO）サミットとアジア相互協(xié)力信頼醸成措置會議（CICA）サミットについて、社會の関心が高まっています。今回の訪問を前に、習(xí)主席がこれまで重要會議で提出した主張を振り返ります。

【その他の寫真】

2013年　相互信頼を踏まえた互恵協(xié)力を

　2013年に習(xí)近平主席は初めてSCOサミットに出席し、「上海精神」の発揚と共同発展の促進を呼びかけました?！弗幞螗些`國間の相互信頼に力を入れ、平等と協(xié)商、理解し合い譲歩し合うことを踏まえた上で、互恵協(xié)力を展開していかなくてはならない。これは、平和と発展といった時代の流れや、各メンバー國の利益と主張に合致している」と述べました。

2014年　運命共同體と利益共同體の意識確立を

　2014年は、SCOにとって節(jié)目の年だった。この年に習(xí)主席は、各國が守っていくべきこととして、域內(nèi)の安全と安定の維持を自分の責(zé)務(wù)とすること、共同発展と繁栄を目標(biāo)とすること、対外交流の拡大を動力とすることという3つの堅持を取り上げました。

2015年　「上海精神」の影響力拡大へ

　相互信頼、互恵、平等、協(xié)商、文化の多様性の尊重、共同発展への取り組みといった「上海精神」は、SCOの重要なガイドラインです。これについて習(xí)主席は「『上海精神』をガイドラインとし、SCOが主張してきた國際関係準則を堅持していく必要がある。國際的な公平性と正義性を擁護し、多國間主義と開放主義を提唱するとともに、互いに相手側(cè)の利益を尊重し合い、他國の內(nèi)政に干渉しないようにすべきだ。さらに、平和的な手段で齟齬や爭いを解決し、ウィンウィンの理念で共同繁栄を促していく必要がある」と強調(diào)しました。

2016年　時代の流れを追い、柔軟な協(xié)力方策を調(diào)整

　習(xí)主席は「域內(nèi)の課題はより複雑に入り混じっているため、各國間の協(xié)力による対応が求められている。SCOの主旨と原則を堅持し、発展の方向性を見極める必要がある。同時に、時代の流れを追って、各分野における?yún)f(xié)力計畫を柔軟に調(diào)整し、機構(gòu)の活気を保っていく必要がある」と述べました。

2017年　開放と包摂の堅持

　2017年にSCOはインドとパキスタンの正式加盟を承認しました。これは、SCOにとって初めての加盟國の拡充でした。習(xí)主席はこれについて「SCOがオブザーバー國と対話のパートナー、およびその他の國と多種多様な広い分野における?yún)f(xié)力を展開していくことを支持する。また、SCOが國連などの國際機構(gòu)や地域機構(gòu)との交流と協(xié)力を拡大させて、世界の持続的な平和と共同繁栄の事業(yè)を共同で促していくことを評価する」と、中國政府の姿勢を示しました。

2018年　SCOの運命共同體構(gòu)築

　2018年、新たな加盟國を迎えてから初めてとなるサミットが青島で開かれました。習(xí)主席はSCOの未來について「五つの理念」を打ち出しました。それは革新、協(xié)調(diào)、グリーン、開放、共有などの「発展理念」、共同、総合、協(xié)力、持続可能といった「安全理念」、開放、融合、互恵、ウィンウィンといった「協(xié)力理念」、平等、相互の學(xué)びあい、対話、包摂といった「文明理念」、相互の協(xié)商、共同建設(shè)、共有といった「グローバルガバナンス理念」です。

CICAでアジアの安全観、アジアの運命共同體の構(gòu)築を主張

　2014年、中國はアジア相互協(xié)力信頼醸成措置會議（CICA）の議長國に選ばれました。この年に上海で開かれたCICAサミットで、習(xí)主席は、アジア各國が共同、総合、協(xié)力、持続可能なアジア安全観を樹立すべきだとの提唱を初めて打ち出しました。

　習(xí)主席は「アジアの出來事にはアジアの人々が対応し、アジアの問題はアジアの人々が解決し、アジアの安全はアジアの人々が守る。アジアの人々はそのための力と知恵を持っており、さらに協(xié)力を強化することで、域內(nèi)の平和と安定を?qū)g現(xiàn)できる」と述べました。

　また、2016年のCICA外相會議の開幕式で習(xí)主席は「アジアの特色ある安全ガバナンスモデルの構(gòu)築に力を入れていく必要がある。同時に、域外の各國もアジアの平和と発展に貢獻するよう望んでいる」と述べました。（朱　謙）