2013年5月8日、英BBC中國(guó)語(yǔ)サイトによると、中國(guó)は2012年に米國(guó)を上回る世界最大の美術(shù)品?骨董品市場(chǎng)となったが、その一方で中國(guó)國(guó)內(nèi)の文化財(cái)や遺跡、歴史的価値のある建物に対する保護(hù)意識(shí)は極めて低く、そうした分野への投資もほとんど行われないままとなっている。

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陝西省西安市の興教寺は玄奘三蔵の遺骨を保存している由緒ある寺院だが、シルクロードの世界遺産申請(qǐng)を理由に現(xiàn)地政府は寺に立ち退きを要求し、寺院內(nèi)の建物の多くも取り壊す意向を示した。寺側(cè)は立ち退き要求の理由は世界遺産申請(qǐng)ではなく、寺の敷地が商業(yè)的な開(kāi)発価値を持っているためではないかとしている。

2012年に中國(guó)國(guó)家住房建設(shè)部と國(guó)家文物局が合同で初めて國(guó)內(nèi)の歴史文化名城（都市）保護(hù)を目的とした大規(guī)模な調(diào)査を?qū)g施。全國(guó)119カ所の國(guó)家レベル歴史文化名城のうち13都市ではすでに歴史的価値を持つ市街區(qū)が消失している。18都市でわずかに殘されている狀態(tài)で、半數(shù)以上の都市で歴史的価値を持つ地域一帯が再開(kāi)発されてしまっており、國(guó)の設(shè)けた歴史文化市街區(qū)の基準(zhǔn)とかけ離れていることが明らかになった。

消失しているのは都市部だけではない。中國(guó)に殘されている伝統(tǒng)村落は5000カ所余りとされているが、3000カ所程度しか殘っていないとする統(tǒng)計(jì)もある。2012年に國(guó)は646カ所の伝統(tǒng)村落リストを公開(kāi)するとともに、無(wú)秩序な開(kāi)発や取り壊しを控えるよう求めた。數(shù)々の試練を乗り越え現(xiàn)在に至る伝統(tǒng)村落は「中國(guó)最後の財(cái)産」とも呼ばれているが、そうした「財(cái)産」は現(xiàn)在も次々に失われている。

都市では歴史的な街並みが造り替えられ、村でも同じ失敗が繰り返されており、「このままでは経済的には豊かになっても、祖先が殘してくれた貴重な遺産が消え去ってしまう」と記事は指摘している。（翻訳?編集/岡田）