2019年6月17日、観察者網(wǎng)は、中國軍のY-9情報収集機が宮古海峽を越えたことについて、その意図を解説する記事を掲載した。

記事は、日本の防衛(wèi)省統(tǒng)合幕僚監(jiān)部が、16日に中國軍のY-9情報収集機が宮古海峽を越えて西太平洋に出たため、航空自衛(wèi)隊が戦闘機を緊急発進(jìn)させて対応したと発表したと紹介した。

そして、同部が発表した資料ではY-9の飛行ルートも公開され、沖縄本島と宮古島の前の宮古海峽空域を南下し、東シナ海から第一列島線を突破して西太平洋空域に進(jìn)入し、那覇南東部空域を往復(fù)飛行した後、再び宮古海峽空域から東シナ海上空に戻ったとされていることを伝えた。

そのうえで、今月10日に宮古海峽を越えて西太平洋に入り、自衛(wèi)隊が艦船を派遣して監(jiān)視を行った中國の空母「遼寧」戦闘群が現(xiàn)在もなお西太平洋にとどまり、定例の訓(xùn)練を?qū)g施中であることを紹介。また、先月29日にもY-8電子戦機が対馬海峽を越えており、この2週間で「高新」系電子戦機2機が宮古海峽を越えて西太平洋に出たことになると説明した。

記事は、軍事専門家が「現(xiàn)在『遼寧』戦闘群は北部戦區(qū)の駆逐艦支隊を引き連れ西太平洋で集中訓(xùn)練をしている。これに伴い、日米の戦闘機や特殊作戦機、艦船が出動し、戦闘群の動向を監(jiān)視するとともに電磁信號を収集している。このために中國軍は電子戦機を出動させて日米の戦闘機に対応すべく電磁信號を収集し、戦闘群を支援しようとしたのだ」と分析したことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）