なぜこれほど多くの中國人がフィリピンに流入しているのか―フィリピンメディア

Record China    2019年6月23日(日) 20時0分

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フィリピンのニュースサイト、Rapplerは「なぜフィリピンに中國人が流入?」と題する記事を掲載した。

中國紙?環(huán)球時報は2019年6月18日付で、フィリピンのニュースサイト、Rapplerがこのほど、「なぜフィリピンに中國人が流入?」と題する記事を掲載したと紹介した。以下はその概要。

多くのフィリピン人が近年、観光客、労働者、投資家など、さまざまな立場の中國人の數(shù)が増えていることに気付いている。ドゥテルテ大統(tǒng)領の歴史的な中國への方向転換がそれに重要な役割を果たしている。大統(tǒng)領は、中國人に好意をアピールし、ここ(フィリピン)を訪れ、働き、そして商売するよう奨勵している。

2018年には中國から100萬人以上がフィリピンを訪れた。10年前の16萬人を大きく上回る人數(shù)だ。外國人観光客に占める中國人の割合も10年前の5%から18年は15%に上昇した。中國人観光客ブームの三つの要因は、より高い収入、より少ない旅行制限、そして(中比間の)旅行外交だ。

中國の急成長するアウトバウンド観光が、海外で仕事を探す多くの中國人に扉を開いた。マニラ首都圏では、中國人労働者の急増を実感できる。外國人雇用許可証(AEP)を保有する中國人の數(shù)は2005年から18年までの間に24倍に増えた。専門家によると、背景には中國人が國內外で発展させてきた移民ネットワークがある。海外で仕事を探す中國人は同國人の助けを得られる。

中國の直接投資も近年、急増している。フィリピンの中國問題専門家、Alvin Camba氏の調査によると、新しい投資の多くが、卸売、小売、不動産、観光、ホテル、娯楽、オンラインギャンブルなどのサービス業(yè)に集中している。

中國からの投資が増加した理由の一つは、フィリピンの有望な経済見通しだ。フィリピンの直近四半期のGDP成長率は5.6%に達した。予想は下回ったものの、中國の投資家には十分だ。だが最も重要な理由は、ドゥテルテ大統(tǒng)領の中國への方向転換だ。大統(tǒng)領の方針は中國の投資家に友好的なビジネス環(huán)境をつくり出している。フィリピンと中國の関係発展を支持しているグロリア?アロヨ下院議長も、より多くの中國の投資家がフィリピンで事業(yè)を行うことを奨勵している。

フィリピン経済における中國の影響力拡大を語る時、われわれは中國の投資家や観光客、そして特に長期間ここで暮らしていきたいと考える労働者に人種差別の感情を抱いてはならない。(翻訳?編集/柳川)

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