2019年6月19日、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)は、宮崎県の焼酎メーカーである霧島酒造株式會(huì)社と同社工場(chǎng)に併設(shè)している「焼酎の里?霧島ファクトリーガーデン」を取材し、観光地を訪ねたり、ショッピングを楽しむ以外の日本旅行の新たな形式として、「工場(chǎng)見學(xué)ツアー」にビジネスチャンスがあると伝えた。

記事によると、霧島ファクトリーガーデンは、霧島酒造の工場(chǎng)で焼酎の製造工程を見學(xué)できるだけでなく、緑あふれる自然の景観の中で自由に散策したり、ショッピングしながら焼酎を試飲したり、醸造桶を模したスクリーンを持つミュージアムで、宮崎県のサツマイモや焼酎の歴史について學(xué)ぶことができるなど、レジャーとショッピング、グルメを一つに融合した複合的な観光施設(shè)として、毎年約40萬(wàn)人の観光客を呼んでいるという。

宮崎県は、県內(nèi)に長(zhǎng)い歴史を持つ焼酎の醸造所が30軒以上も存在する日本の「焼酎王國(guó)」とも言える特色を観光資源として開発しているという。宮崎県商工観光労働部観光経済交流局の擔(dān)當(dāng)者は記者に対し「宮崎のどこでも中國(guó)人観光客に會(huì)えるくらいの場(chǎng)所になってほしい。同時(shí)に醸造所も中國(guó)企業(yè)とのビジネスで成功してほしい」と語(yǔ)ったという。また、霧島酒造の社員は「國(guó)際市場(chǎng)の発展は會(huì)社の命運(yùn)と密接に関わっている。中國(guó)人の口に合う新しい製品を開発できればいいと願(yuàn)っている」と語(yǔ)ったそうだ。

記事によると、宮崎県は2012年3月に策定した「みやざき東アジア経済交流戦略」を発展させる形で、2018年6月に「みやざきグローバル戦略」を策定し、上海、香港、臺(tái)灣に事務(wù)所を置いて、県産品を地元スーパーで販売したり、外國(guó)の投資家や企業(yè)の誘致を積極的に行ってきたという。また、日本政府が2017年7月に施行した「地域未來(lái)投資促進(jìn)法」により、地域の特性を生かして、高い付加価値を創(chuàng)出し、地域の事業(yè)者に対する相當(dāng)の経済的効果を及ぼす「地域経済牽引事業(yè)」として都道府県知事から承認(rèn)を受けた事業(yè)は、設(shè)備投資において、稅金を2～4％控除されたり、20～40％の特別償卻などの優(yōu)遇措置を受けることができるという。

記事は最後に、宮崎県や霧島酒造のように、見學(xué)者のために工場(chǎng)を公開し、試食サービスなどを積極的に行っている工場(chǎng)は、群馬県の「こんにゃくパーク」や、氷菓子の「ガリガリ君」を製造する埼玉県の「赤城乳業(yè)株式會(huì)社」の工場(chǎng)など多數(shù)存在すると紹介し、飲食と関連した工場(chǎng)見學(xué)ツアーは非常に人気が高く、ビジネスチャンスに満ちていると伝えた。（翻訳?編集/原邦之）