中國(guó)河南省メディアの大河網(wǎng)は18日、「當(dāng)たり屋」に遭ったタクシー運(yùn)転手を小學(xué)生らが目撃証言によって救ったというニュースを報(bào)じた。

タクシー運(yùn)転手を務(wù)める女性の王（ワン）さんは4日午後2時(shí)30分ごろ、鄭州市農(nóng)科路にある交差點(diǎn)で信號(hào)待ちをしていた。すると突然、車體の右後方をぶつけたような感覚があった。すぐに車から降りて確認(rèn)してみると、1臺(tái)の電動(dòng)バイクと乗っていたとみられる男女2人が地面に倒れていた。王さんが手を貸して起こすと、2人は王さんに1000元（約1萬(wàn)5700円）の賠償金を支払うよう求めたという。

王さんにとって初めての経験だった。しかも停車した自分の車が渋滯を引き起こすのではないかと慌てていたため、持ち合わせている額だけ払うことで示談をまとめた。そして約400元（約6300円）を支払おうとした。その時(shí)、小學(xué)生の集団がやってきて、「おばさん、お金を渡しちゃだめだよ。僕たちは全部見ていたんだ。この人はわざとおばさんの車にぶつかっていたよ。早く警察に通報(bào)して。道路には監(jiān)視カメラがあるし、僕たちも証言するから」と聲を掛けた。金を要求した男はこれを聞くと電動(dòng)バイクに乗って立ち去り、女も早足で現(xiàn)場(chǎng)を離れたという。

王さんは「小學(xué)生たちが私のために証言をしてくれて、すごく感動(dòng)した」「中でも7～8人の子どもは、『電動(dòng)バイクが自らタクシーにぶつかり、タクシーは動(dòng)いていませんでした』と書いた紙に自分の名前をサインして渡してくれた。この勇敢な子どもたちにとても感謝している」と話した。王さんは17日になり、所屬するタクシー會(huì)社の上司や記者と共に子どもたちが通う小學(xué)校を訪れ、校長(zhǎng)らに一部始終を伝えた。さらに、証言をした子どもたちを集め、感謝や稱賛の言葉を刺しゅうした垂れ旗を贈(zèng)った。

記事は続けて、「王さんは幸運(yùn)にも親切な小學(xué)生らと居合わせたため、被害を免れたが、もし日常生活で『當(dāng)たり屋』に遭遇したら、どうすれば良いのだろうか？」と問題提起した。市公安局（市警）に所屬する警察官は、「『當(dāng)たり屋』の被害に遭っても慌てずに。相手と口論したり體に觸れたりしないようにしてください。相手は個(gè)人的に金銭を奪い取ろうとするので、示談で解決しようとすることは、さらに避けねばいけません。すぐに警察に助けを求めてください。一般的に、警察に通報(bào)すれば『當(dāng)たり屋』はそれ以上に突っかかってくることはありません」と紹介したという。警察官は、車にドライブレコーダーを搭載して、事故時(shí)の証拠を殘すことも推奨したという。（翻訳?編集/巖谷）