2013年5月14日、北京青年報(bào)（電子版）によると、スペインの民間テレビ局の女性司會者が中國人を侮辱するような発言を番組內(nèi)で繰り返したことについて、現(xiàn)地中國大使館が対応に乗り出したという。

【その他の寫真】

スペインの民間テレビ局?テレシンコが4月26日に放送した「中華レストランの廚房はどうなっているのか？」という番組のなかで、女性司會者のアイーダ?ニザール（Aida　Nizar）さんが調(diào)査員と稱して、現(xiàn)地の中華レストラン數(shù)軒を訪問。その際、思わせぶりな表情をしてみせたり、答えを誘導(dǎo)するような質(zhì)問をしたりして、事実と異なる描寫と報(bào)道を行った。

番組の冒頭部では「中華レストランがオープンした途端、近所にたくさんいた野良貓が一晩でいなくなった」というスペイン人の話を紹介。中國人が貓を調(diào)理したと暗示するような演出を行った。ある中華レストランでは「あなたたち中國人はとても汚いんですって？」と質(zhì)問。相手がこれを否定すると、「中國人は死んだ後、ばらばらに解體されて、食材として使われるんでしょ？」と尋ねている。映像を見る限り、この中華レストランの衛(wèi)生狀況は問題ないと思われたが、女性司會者はレストランから出ると壁にもたれて「ごめんなさい。どうしても我慢できない。本當(dāng)に気持ち悪い」と話しながら、吐き気をこらえる姿を見せた。

取材を受けた中華レストランのオーナーは、テレビ局側(cè)が都合の良いように編集しているため、事実が間違って伝えられていると憤慨?！笍N房に入ってもいいか？」と聞いた女性司會者に対して、オーナーが「衛(wèi)生局の規(guī)定で関係者以外は入ってはいけない」と答えたのだが、放送では「入ってはいけない」の部分だけが使用されたという。

この番組が放送されると、現(xiàn)地の華人社會は猛反発。テレシンコには華人からの抗議が殺到し、同番組は公式サイトから削除された。しかし、テレシンコと女性司會者は「華人との戦爭は終わっていない」と主張?！溉A人たちが何かを隠しているかぎり、この番組でそれを暴いてみせる」と徹底抗戦の構(gòu)えだ。同番組は昨年7月にもスペイン東部の製靴産業(yè)の街?エルチェを訪れ、中國人の存在が現(xiàn)地の経済と社會を脅かしていると伝えている。

スペイン華人中華料理業(yè)協(xié)會の陳建欣（チェン?ジエンシン）會長は、在スペイン中國大使館領(lǐng)事部に問題の番組を報(bào)告。中國大使館は今月7日、スペイン外務(wù)?協(xié)力省を通じてテレシンコに対し、中國を侮辱する內(nèi)容の番組を今後報(bào)道することのないよう申し入れたという。（翻訳?編集/本郷）