5月末に著任した孔鉉佑?駐日中國大使は6月21日、日本記者クラブで會(huì)見し、習(xí)近平國家主席が日本政府から國賓としての來日を招請されており、「來春の桜の季節(jié)の安倍首相との首脳會(huì)談実現(xiàn)に向けて両國で検討している」と明言した。今月末の大阪G20（20カ國首脳會(huì)議）でも日中首脳會(huì)談が開催され、さらなる関係改善に向けた話し合いが行われるという。

また、大阪G20に合わせてトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と習(xí)主席との間で首脳會(huì)談が開かれ、懸案の米中貿(mào)易摩擦や北朝鮮の非核化を巡り、協(xié)議すると言明?！福ㄖ忻讈I國は）善意と誠意をもって問題解決の道を探っている」と明かした。

日中の関係改善への抱負(fù)について孔大使は「競爭から協(xié)調(diào)への転換を図り、互いに脅威とならずに、パートナーとなることが重要」と指摘?！傅?第3の経済大國である中日両國はルールに基づいた自由貿(mào)易體制を維持発展させるべきであり、地域の安定と発展にも寄與する責(zé)務(wù)がある」と強(qiáng)調(diào)した。その上で、新しい中日関係の確立に向けて、新しい政治文書の作成が必要との認(rèn)識(shí)を示した。

習(xí)氏の國賓としての日本訪問は「桜が満開の美しい季節(jié)となる」とし、「新政治文書の作成など実りある首脳會(huì)談となるよう努力したい」と語った。

日中間には尖閣諸島をめぐる領(lǐng)土問題や歴史問題がなお存在するが、「（尖閣國有化と反日デモあった）2012年のような最悪の事態(tài)を招かないよう両國が互いにコントロールし、努力しなければならない」とし、具體的方策として海上衝突防止メカニズムや共同資源開発などを挙げた。

孔鉉佑大使は1959年7月生まれ、黒竜江省出身。大阪総領(lǐng)事館アタッシェや日本大使館一等書記官、外交部外交部アジア局副局長、日本大使館公使、駐ベトナム大使、外交部アジア局長、外交部副部長兼朝鮮半島問題特別代表などを歴任した。(八牧浩行）