Record China 2019年6月25日(火) 9時1分
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2019年は中華人民共和國成立70周年であり、日本では「令和」の新時代を迎えた。
2019年は中華人民共和國成立70周年であり、日本では「令和」の新時代を迎えた。日本のメディアは概して、このような中日両國の発展史における重要な節(jié)目の年を、中日関係の新たな「突破口」とし、新たな発展のための好機とすべきであるととらえている。今この時、習(xí)近平國家主席が6月末に大阪で開催されるG20サミットのために來日するとのニュースが大きな注目を集めている。(文/『人民日報海外版日本月刊』編集長?蔣豊)???
一部の日本のメディアは、習(xí)近平主席のG20サミットへの參加は、國家主席就任後、初の訪日となるだけでなく、G20サミットの初の開催國となった日本に対する支持の表れであり、これは日中関係改善のための最良の機會となるであろうと指摘している。
長年、中日友好に盡力してきた元文部科學(xué)副大臣で東京大學(xué)教授の鈴木寛氏は、メディアの取材に答えて次のように述べている?!溉罩虚v係は新たな段階に入っています。日本の科學(xué)技術(shù)?教育界は習(xí)近平國家主席の訪日に熱い期待を寄せています。今回の訪日は正式訪問ではないものの、大きな意義をもつものです。日中両國は新たな戦略的共通點を探るべきです。この100年間見られなかった世界の構(gòu)造変化の下で、我々は科學(xué)技術(shù)分野の協(xié)力から著手し、新たな日中関係発展の起點とすべきです?,F(xiàn)在、日本のノーベル賞受賞者のほとんどの研究室に中國人留學(xué)生が在籍しています。彼らは日本のみならず、アジアのノーベル賞受賞者なのであり、日中関係の発展にしかるべき貢獻を成し得るものです」。
元東京理科大學(xué)學(xué)長で、ノーベル化學(xué)賞の有力候補とされる藤嶋昭教授は取材に応じこう述べている?!杆饯狭?xí)近平國家主席が就任後、『イノベーション』をたびたび提唱していることに注目しています。これは非常に重要なことであり、これまで中國では見られなかったことです。中國が科學(xué)技術(shù)者が従事する事業(yè)を『イノベーション』としたことは、科學(xué)技術(shù)の発展という方向性を示したことを意味します。私は『イノベーション』を掲げる習(xí)近平主席の訪日が早く実現(xiàn)し、日中の科學(xué)技術(shù)交流が促進されることを期待しています」。
科學(xué)技術(shù)振興機構(gòu)の濱口道成理事長はメディアに対し「科學(xué)技術(shù)振興機構(gòu)は中國との科學(xué)技術(shù)交流を重要視しており、機構(gòu)內(nèi)には中國との交流を擔(dān)當(dāng)する部門が設(shè)けられています」と語り、さらに「我々は習(xí)近平國家主席の訪日を歓迎し、日中両國が科學(xué)の分野で協(xié)力するという新たな局面を積極的に創(chuàng)出し、両國の研究者の共同研究が可能な環(huán)境が構(gòu)築されることを願っています」と強く希望した。
21世紀(jì)に入って、日本の中部地域に位置する名古屋大學(xué)は、6名のノーベル賞受賞者を輩出している。同大學(xué)の松尾清一総長はメディアの取材に答えて、「習(xí)近平國家主席が來日された際には、ぜひ名古屋大學(xué)にもお立ち寄りいただき講演を行っていただきたい。ノーベル賞受賞者である野依良治教授や天野浩教授と歓談していただき、また、彼らのもとで學(xué)ぶ本學(xué)の中國人留學(xué)生たちと、日本の學(xué)生も交えて対話をしていただければ、これからの日中間の交流に、はずみがつくのではないかと大いに期待しています」と語った。
さらに、松尾総長は東京の中國駐日本國大使館を訪ね、當(dāng)時の程永華駐日大使に招聘狀を手渡すとともに、トヨタ自動車、三井物産等の有名企業(yè)や商社とともに、學(xué)內(nèi)に「習(xí)近平主席訪日歓迎後援會」を設(shè)立した。
ノーベル賞受賞者である名古屋大學(xué)の天野浩教授はメディアの取材に次のように答えた?!噶?xí)近平主席はイノベーションを提唱するだけでなく、イノベーションによる成果を社會、國民の幸福に積極的に還元しています??茖W(xué)研究の成果は種子のようなものです。しかし、種子だけでは何の役にも立ちません??茖W(xué)研究の成果がどんなに優(yōu)れていても、実用化できなければ発芽しない種と同じです。私も習(xí)近平主席の名古屋大學(xué)訪問を願っています」。
ノーベル賞受賞者で、名古屋大學(xué)特別教授、科學(xué)技術(shù)振興機構(gòu)研究開発戦略センター長、中國科學(xué)院外國籍院士の野依良治教授は「私は習(xí)近平主席が繰り返しアジアの問題を論じている點に注目しています。我々はアジア文化の特殊性を大事にしなければなりません。そうすることによって、人類の文化の基盤を補完し、崩壊のリスクを低減させることができます。私が特に習(xí)主席に提案申し上げたいのは、中國、日本、韓國を中心とした漢字圏の科學(xué)技術(shù)振興です。文字の國?中國の方の指導(dǎo)を仰ぎつつ、まず共通の漢字の術(shù)語、専門用語の辭典をつくって、漢字圏の國家への浸透を図ってはどうでしょうか。それによって起こる『化學(xué)反応』に期待したいと思います」と述べている。
同じくノーベル賞受賞者で、東京大學(xué)教授、東京大學(xué)宇宙線研究所所長の梶田隆章氏は「習(xí)近平主席の來日は、日中関係が新たな段階を迎えたことを象徴する出來事であり、両國國民にとって大変喜ばしいことです。我々も大いに期待しています。習(xí)主席が就任後、何度も『イノベーション』という言葉を強調(diào)し、実際に中國でどんどんイノベーションが起こっているのは本當(dāng)に素晴らしいことだと思います。私は日本の研究者として、今日の中國の科學(xué)技術(shù)の発展を目にしたとき、しばしば、日本で同じように成果が生み出せないのはなぜなのだろうという思いにいたるのです」と語っている。
日本の科學(xué)技術(shù)界?教育界がこれほどまでに中國の最高指導(dǎo)者の來日を期待し歓迎するのは中日交流史上まれなことである。このことは、科學(xué)技術(shù)をかつてないほどクローズアップし、さらには中日関係を大きく進展させる新たな出発點となるに違いない。(提供/『人民日報海外版日本月刊』)
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