日本と中國の「千と千尋の神隠し」、こんな違いが話題に=中國ネット「中國のは見ていられなかった」

Record China    2019年6月24日(月) 22時40分

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中國版ツイッターでアニメファンのアカウントが先日中國でも劇場上映が始まった日本のアニメ映畫『千と千尋の神隠し』のアフレコ現(xiàn)場を撮影した映像を紹介すると、中國のネットユーザーから大きな反響があった。

中國版ツイッター?微博(ウェイボー)で24日、あるアニメファンのアカウントが中國でも劇場上映が始まった日本のアニメ映畫『千と千尋の神隠し』のアフレコ現(xiàn)場を撮影した映像を紹介すると、中國のネットユーザーから大きな反響があった。

日本での公開から18年を経て、中國では21日から同作の劇場上映が始まった。中國語吹き替え版には主人公?千尋役に若手女優(yōu)チョウ?ドンユィ周冬雨)が、ハク役に俳優(yōu)ジン?ボーラン(井柏然)が選ばれるなど、豪華なスターらが起用され話題となった。北京日報の24日の報道によると、同作は23日午後8時の時點ですでに1億8000萬元(約28億1100萬円)の興行収入を上げるなど、中國でも大ヒットを記録している。

この度、微博で紹介された映像には、映畫製作當(dāng)時、宮崎駿監(jiān)督同席のもと同作の日本人聲優(yōu)陣がレコーディングに臨む様子が映っている。その中で、坊を演じた神木隆之介は當(dāng)時わずか7歳だったにもかかわらず落ち著いた様子で宮崎監(jiān)督の指示に応え、主人公?千尋の母親の聲優(yōu)を擔(dān)當(dāng)した沢口靖子は肉を食べるシーンのレコーディングで、臨場感を出すために自分の指をくわえたり本物のフライドチキンを食べながら録音したりするといった工夫を見せた。また、湯婆婆を演じた夏木マリは、宮崎監(jiān)督に「(今のカットは)気に入ったけど使い物にはならない」などと厳しく指摘されるも逆に役者魂を揺さぶられ、熱演を見せスタッフらを圧倒した。

この日本人聲優(yōu)陣らによるアフレコの様子を見た中國のネットユーザーは、「聲優(yōu)って本當(dāng)にすごい。バケモノ級だ」「日本の聲優(yōu)は本當(dāng)に無敵の存在だ」「坊はてっきり女の子が演じてるんだと思ってた」「『君の名は。』の神木隆之介、昔からこんなにも才能にあふれてたのね」などと驚きと稱賛の聲を上げた。

一方、すでに中國での上映に足を運び、中國語吹き替え版を観たユーザーの一部からは、「これを見ると中國語吹き替え版がどれほどひどかったかが分かる」「吹き替え版のチケットを買って失敗だった」「見ていられなかった。吹き替えのせいで名作が臺無しにされていた」などと酷評する聲が數(shù)多く見られた。

また、「中國では、映畫公開前に人気スターで固められた吹き替え版聲優(yōu)のポスタービジュアルが発表されたよね。俺たちが観たいのはアニメだってこと、理解してる?(泣)」「なんでプロに頼まなかったんだ?」などといった辛辣(しんらつ)な意見も見られたほか、「昔DVDで観た臺灣版の吹き替えの方がずっと良かった」と指摘するユーザーも多數(shù)いた。

しかし、こういった意見に対して、「オリジナル版が有名すぎて、みんな先入観が強いだけだよ」「主役の2人以外に関してはそこそこ良かったじゃん」「日本のオリジナル版で聲優(yōu)を務(wù)めたのも、プロの聲優(yōu)じゃなくて俳優(yōu)だよ。キャラに合った自然な人選をするっていうのが宮崎監(jiān)督のコンセプトなんだから」「あまり吹き替え版を批判しないで」などと反論する聲も散見された。(翻訳?編集/巖谷)

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