百貨店大手の高島屋が、中國(guó)の上海高島屋を8月25日で閉店すると発表した。これについて、中國(guó)のSNS上ではさまざまな聲が上がっている。

日本経済新聞によると、上海の店舗は、日本人の居住者が多い古北エリアに2012年に開業(yè)。売り場(chǎng)面積4萬(wàn)平方メートルと日本の旗艦店級(jí)の広さを持ち、高級(jí)ブランドなど現(xiàn)地の富裕層向けの品ぞろえを充実させていた。

ただ開業(yè)3カ月前の同年9月には、尖閣諸島を巡る日中対立の影響で中國(guó)全土で大規(guī)模な反日デモが発生。開店當(dāng)初は5年後をメドに黒字化を目指していたが、結(jié)果的に一度も黒字化を果たせず19年2月期の営業(yè)損益は7期連続の赤字となる9億円の赤字に沈んだ。ネット通販の臺(tái)頭や米中貿(mào)易摩擦による消費(fèi)低迷が追い打ちをかけ、業(yè)績(jī)改善も見込めないことから撤退を決めたという。

これについて、中國(guó)版ツイッターの微博（ウェイボー）では、「上海高島屋には（日本の特色ある商品を置いている）『日本館』もあるが（売っている商品は）値段が高すぎるし、立地も良くない。上海伊勢(shì)丹も客入りが良いとは言えないが少なくとも（繁華街の）南京西路にある」という聲が上がっていた。

一方で、「（上海高島屋は）通勤途中にあるので、毎年開催される夏祭りは欠かさず行っていた。上海の中でも良いサービスを體験できる百貨店なのに、不景気が原因で中國(guó)から撤退してしまうのは惜しまれる」という聲もあった。（翻訳?編集/柳川）