2013年5月18日、中國(guó)を代表する世界遺産の故宮博物院(北京市)で、600年の歴史上初めて正式な全面禁煙がスタートした。これに違反した職員や注意を無(wú)視した観光客には厳しい処分が科せられる。北京の地元紙?法制晩報(bào)（電子版）が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

18日は「國(guó)際博物館デー」。同日より施行された故宮の禁煙規(guī)定によると、職員の喫煙が発覚した場(chǎng)合は全部門(mén)の防火奨勵(lì)費(fèi)（ボーナス）が支給取り消しとなる。入場(chǎng)客が喫煙した場(chǎng)合は職員が制止するが、これを無(wú)視して喫煙を続けた入場(chǎng)客に対しては、公安機(jī)関に移送して処理する。故宮には至るところに「喫煙禁止」の表示があるが、これまでは院內(nèi)で喫煙する観光客が後を絶たなかった。

故宮博物院の単霽翔（シャン?ジーシアン）院長(zhǎng)は「禁煙を徹底するのは非常に困難なことだ。これからは世界遺産の保護(hù)と、増え続ける観光客対策に全身全霊で取り組んでいかねばならない」と話(huà)す。これまで自ら吸い殻拾いを続けていた単院長(zhǎng)は「故宮の職員にも喫煙者が多く、過(guò)去に何度も禁煙を呼びかけたが実行されなかった。今回の禁煙規(guī)定は職員の全體會(huì)議にかけられたものだが、私が『反対者は手を挙げて』と言ったところ、誰(shuí)も手を挙げなかったので決定した」と笑顔を見(jiàn)せた。（翻訳?編集/本郷）