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20日、米國に移住した移民のなかで、米國での生活期間が長い人ほど心臓病や高血圧、糖尿病などの罹患率が高い傾向にあるという。寫真はシアトルのチャイナタウン。
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2013年5月20日、米紙ニューヨーク?タイムズによると、米國に移住した移民のなかで、米國での生活期間が長い人ほど心臓病や高血圧、糖尿病などの罹患率が高い傾向にあるという。中國新聞社が伝えた。
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ニューメキシコ大學のワデス教授によると、一般的に移民の伝統(tǒng)的な食事には大量の食物繊維が含まれ、肉類は少なめ。これは醫(yī)者が勧める健康食そのものだ。だが米國人の食事は量も多く、高カロリーが特徴。多くの移民にとって大量の食品は豊かさの象徴であり、外食やファストフードは自分の経済力を示すバロメーターになっている。また、移民労働者のなかには、一生懸命働いたあとに「とりあえずお腹をいっぱいにしよう」とファストフードを利用する人も少なくない。
不法移民は人目を避けて暮らしているため、運動不足から肥満や糖尿病を発癥するケースも。さらに米國で生まれた移民2世たちは経済的には1世たちより恵まれているが、平均壽命の長さは1世に及ばない。米全國健康データセンターによると、ヒスパニック系の移民1世は米國出生の移民2世より平均壽命が2.9歳長いことが分かった。カリフォルニア大學サンフランシスコ分校の研究では、移民1世のがんによる死亡リスクが移民2世よりも20%も少ないことが判明。心臓病での死亡リスクは16%、腎臓病のリスクは18%、肝硬変のリスクは24%も低くなっていた。
飽食や喫煙、飲酒の他に、家庭環(huán)境の変化が平均壽命に大きな影響を與えているとの専門家の指摘もある。移民1世たちは大家族で助け合って暮らしていたが、2世たちは核家族が主流だ。専門家は「短期間で米國式ライフスタイルに染まった移民に壽命の減少がみられるが、彼らの経済狀況が改善されれば壽命が延びる可能性もある」と説明している。(翻訳?編集/本郷)
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