2013年5月21日、中國青年報は尖閣諸島問題に対する中國人の反日感情やデモを目の當たりにした韓國人留學生が書いた「偏狹な民族主義は『中國の夢』実現(xiàn)の障害になる」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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南京を旅行した時、多くのホテルやレストランには「日本人の出入り禁止」の注意書きが貼ってあった。前學期に中國と日本の間で尖閣諸島（中國名?釣魚島）問題が発生した時、一部の中國人は日本レストランに石を投げ、日本の國旗を燃やし、日本車を破壊した。両國間の領(lǐng)土紛爭が民間では民族主義の衝突として演じられた。

ここ數(shù)年、中國の一部の人々の反日感情が激化している背景の1つの大きな原因には、中國民族主義の高揚がある。この問題は中國人だけでなく、中國の周辺國も大きく注目している。

韓國人である私から見ると、日本の卑劣な歴史観や他國の領(lǐng)土の主権に対する侵犯には激しい憤りを感じる。しかし、良好な日中関係を維持するためには、中國人は理性を基に、正當で適切な外交によって処理すべきであり、民族主義によって問題に當たるべきではない。強烈な民族主義は、根本の問題解決ができないだけでなく、両國の感情的な衝突を激化させるだけである。民族主義の出現(xiàn)は他國との矛盾や紛爭を引き起こし、國際社會の平和を脅かす可能性さえある。

尖閣諸島問題が発生した時の暴力的な行動や偏狹な民族主義は、中國に関心を持ち、中國と交流したいと願う外國の友人たちにマイナスの影響を與えるだけでなく、極端な民族感情の爆発は中國で生活する外國人に不安を與える。

世界には獨立して自國だけで発展していける國は存在しない。特に中國は、世界最大の工場であり、マーケットであもあるため、外國との密接な協(xié)力が極めて重要だ?，F(xiàn)在中國はすでに米國と並ぶ超大國になっており、國際社會での役割はますます重要になっている。中國人は寛容な心で國際社會に対応することが必要だ。友愛を基礎(chǔ)とし、民族主義を超越して世界市民の精神で國際交流を進めることにより、中華民族の復(fù)興をさらに進め、「中國の夢」を?qū)g現(xiàn)すべきである。

北京の人々の反日感情を自ら體験し、私は大きな憂慮と不安を感じた。もし韓國と中國との間で外交問題が発生したら、民族の衝突が起こり、深刻な社會問題を引き起こすことになるのだろうか？

中國は世界で最もパワーのある國の1つであるため、中國の民族主義の問題は全世界の問題に拡大する可能性がある。中國が「中國の夢」を?qū)g現(xiàn)したいと思うならば、民主主義や文明的な近代國家を確立し、民族主義問題に真摯に向き合う必要がある。そうして初めて國際社會で真の役割を果たせるようになるだろう。（翻訳?編集/HA）