2020年4月8日、米華字メディア多維新聞は、新型コロナウイルスの感染狀況についてイランが「中國(guó)発表のデータに疑問(wèn)を持ち始めた」と報(bào)じ、その意味について解説する記事を掲載した。

記事は、イラン保健省のキアヌーシュ?ジャハンプール報(bào)道官が5日、中國(guó)政府発表の新型ウイルス感染に関する統(tǒng)計(jì)データについて「苦々しいジョークだ」「中國(guó)がわずか2カ月でコントロールできたというなら、みんな真剣に考えないといけない」と発言したことを紹介。多くのメディアがこの発言を「中國(guó)批判」と認(rèn)識(shí)し、駐イラン中國(guó)大使も「ジャハンプール氏は中國(guó)のデータをもっと細(xì)かく見(jiàn)てから結(jié)論を出すべき」とけん制したと伝えている。

その上で、中國(guó)のデータに対して懐疑的な姿勢(shì)を見(jiàn)ているのはイランだけではなく、西側(cè)諸國(guó)からも疑問(wèn)の聲が多く出ているとする一方で、意図的な眼光で中國(guó)を評(píng)価し続けている西側(cè)諸國(guó)とは異なり、イランは中國(guó)と比較的良好な関係を持っていることに注目?！弗ぅ楗螭橐赡瞍訾恳馕丁工摔膜い瓶疾欷筏?。

記事はその意味について「まず、中國(guó)が短期間でウイルス感染を抑え込んだという情報(bào)は、世界にウイルスが大したことはないという誤った認(rèn)識(shí)を與えかねないとイランは考えている。また、中國(guó)による抑え込みの手法は他國(guó)で簡(jiǎn)単に実現(xiàn)できないものであり、あまり信用すべきでないと認(rèn)識(shí)している」と解説した。

そして、「イランは感染が拡大するなかで中國(guó)の経験を十分に取り入れてきたものの、思っていた効果が出ていないことで疑念が湧いてきた可能性がある」と指摘。歐米諸國(guó)による「中國(guó)への攻撃」的な疑念ではなく、「中國(guó)式の措置に期待を抱き過(guò)ぎたこと」による疑念であり、「両者の疑念は本質(zhì)的に異なるものだ」と論じている。（翻訳?編集/川尻）