2013年5月23日、國(guó)際金融報(bào)によると、北朝鮮の最高指導(dǎo)者?金正恩（キム?ジョンウン）第1書記の特使である崔竜海（チェ?リョンヘ）氏は、李永吉人民軍上將、金成男労動(dòng)黨中央副部長(zhǎng)、金亨俊外務(wù)次官、金秀吉人民軍中將、その他関係幹部らと共に、訪中した。崔氏は北京到著後、王家瑞（ワン?ジアルイ）中共中央対外連絡(luò)部長(zhǎng)（全國(guó)政協(xié)副主席）と會(huì)見(jiàn)し、23日には劉雲(yún)山（リウ?ユィンシャン）政治局常務(wù)委員と會(huì)談した。國(guó)際金融報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

崔氏訪問(wèn)の日程は公表されていない。朝韓問(wèn)題の専門家は「中朝関係改善、朝韓対話を含む最近の焦點(diǎn)が議題となるが、交流と意思疎通の契機(jī)としての意味合いの方が強(qiáng)く、1回の訪問(wèn)で突破口が開(kāi)かれることを期待するのは現(xiàn)実的でない」と指摘する。

■注目點(diǎn)1：膠著狀態(tài)は緩和されるか

北朝鮮が中國(guó)に特使を派遣するのは金正恩政権発足後初。高官の派遣も2012年8月の張成沢國(guó)防委員會(huì)副委員長(zhǎng)以來(lái)9カ月ぶりだ。崔氏は1950年生まれ。故?金日成主席と共に抗日運(yùn)動(dòng)を行なった崔賢元人民武力部長(zhǎng)の次男で、現(xiàn)在朝鮮労働黨中央政治局常務(wù)委員、黨中央軍事委員會(huì)副委員長(zhǎng)、朝鮮國(guó)防委員會(huì)委員、人民軍総政治局長(zhǎng)、次帥。2007年に金正日氏に隨行して韓國(guó)の盧武鉉大統(tǒng)領(lǐng)（當(dāng)時(shí)）と會(huì)見(jiàn)。最近も金正恩氏に隨行して様々な視察や重要活動(dòng)に參加している。

復(fù)旦大學(xué)韓國(guó)研究センターの石源華（シー?ユエンホア）主任は「崔氏は金正恩政権の重要人物であり、今回の訪中を北朝鮮側(cè)が重視していることは明らかだ。特に注目に値するのは今回北朝鮮が崔氏を派遣し、中國(guó)側(cè)も受け入れて、雙方共に意思疎通を行う意向があるということだ」と指摘。

さらに、「2012年8月末の張國(guó)防委員會(huì)副委員長(zhǎng)以降、北朝鮮側(cè)は高官を中國(guó)に派遣していない。また、その後北朝鮮が核実験を行ない、國(guó)際社會(huì)の強(qiáng)烈な反対に遭い、國(guó)連決議に違反したことで、中朝関係は正常な上層部交流が行われない狀態(tài)に陥った。中國(guó)と北朝鮮は伝統(tǒng)的友好國(guó)だが、中朝関係が膠著狀態(tài)に陥ったことで、雙方は接觸して意見(jiàn)を交わす必要性を認(rèn)識(shí)した。崔氏の訪中が本決まりとなったのはこのためだ。だが今回の訪中でどの程度まで話が進(jìn)むかはなお見(jiàn)守る必要がある。北朝鮮にとって核保有は核心的利益であり、核武裝は『斷じて放棄するわけにはいかない民族の切り札』と考えられている。一方、中國(guó)は朝鮮半島を非核化し、北朝鮮の核保有に反対するとの基本的立場(chǎng)を一貫して堅(jiān)持している。だがいずれにせよ崔氏の今回の訪中は雙方の理解強(qiáng)化に資する」と説明した。

注目に値するのは、毎年春と夏の変り目は北朝鮮にとって食糧が最も不足する時(shí)期だということだ。4月には北朝鮮がモンゴルに食糧援助を求めたとの情報(bào)があった。數(shù)日前に北朝鮮は相次いで短距離ミサイルの発射実験を行ったが、これは國(guó)民の不満をそらし、経済的困難の非難の矛先を米韓に向けることが目的の一部と見(jiàn)られている。石氏は「中國(guó)は長(zhǎng)年北朝鮮に食料援助を行っており、今回の訪中でも援助を求める可能性がある。だが北朝鮮の核実験実施後、中朝の認(rèn)識(shí)は一様ではなくなった。こうした中、食糧援助は北朝鮮側(cè)との接觸時(shí)の1つのカードとなりうる。このほか、先日中國(guó)漁船が北朝鮮に拿捕された件も取り上げられるだろう。中國(guó)外交部（外務(wù)省）報(bào)道官は21日、事件について全面的な調(diào)査を行ない、中國(guó)側(cè)に説明するよう北朝鮮に求めた」と指摘した。

■注目點(diǎn)2：朝鮮半島の変化の前奏となるか

朝鮮半島情勢(shì)は緊張が続き、一時(shí)は一觸即発の狀態(tài)に陥った。だが5月以降緊張は次第に和らいでいる?！副背rによる最近の相次ぐ短距離ミサイル発射は実際には挑発性を持たないため、米國(guó)も中國(guó)も聲明を出していない。だが數(shù)週間の軍事的威嚇の後、米韓も北朝鮮も交渉を行う意向を表明しており、朝鮮半島情勢(shì)に間もなく転機(jī)が訪れると見(jiàn)られる」との認(rèn)識(shí)が多方面から出ている。

米朝、韓朝の溝は非常に際立っており、米韓と北朝鮮は交渉の前提條件を各々提示しているが、両者の開(kāi)きは依然非常に大きいことに目を向ける必要がある。石氏は「北朝鮮側(cè)は『対話と交渉を望むなら米韓は北朝鮮に対する全ての挑発行為を即刻停止するとともに、威嚇?脅迫的な核戦爭(zhēng)演習(xí)をせず、韓國(guó)とその周辺に配備している核戦爭(zhēng)手段を一掃することを保証しなければならない』との立場(chǎng)を堅(jiān)持している。一方米政府代表は、北朝鮮が軍事分野の核の野心を放棄しない限り、北朝鮮政府との交渉には入らないと繰り返し表明している」と指摘した。

石氏の見(jiàn)解では、「現(xiàn)在は朝鮮半島の対峙のピークはすでに過(guò)ぎたが交渉の條件はまだ熟していない、衝突の『ソフトランディング』実現(xiàn)の見(jiàn)込みがある」?fàn)顩rだという。これは中國(guó)に調(diào)停を行う機(jī)會(huì)を與えた。最近、中國(guó)政府の武大偉（ウー?ダーウェイ）朝鮮半島問(wèn)題特別代表が訪米し、北朝鮮核問(wèn)題について米國(guó)務(wù)省高官と協(xié)議した。韓國(guó)側(cè)も中國(guó)との意思疎通を続けている?！钢袊?guó)側(cè)は米韓の基本的立場(chǎng)を理解しており、北朝鮮特使との接觸でこれを伝達(dá)するとともに、対話を通じて北朝鮮側(cè)の立場(chǎng)をはっきりと理解することができる。こうした狀況の下、中國(guó)は情報(bào)伝達(dá)の役割をより多く発揮することとなる。中國(guó)は米韓の立場(chǎng)を代表するものではないが、仲裁人として伝言役を擔(dān)うことができる。中國(guó)は朝韓交渉を後押しし、朝鮮半島の『ソフトランディング』実現(xiàn)を促す役割を発揮できる」と石氏は話す。

韓國(guó)?聯(lián)合ニュースによると、王家瑞氏も20日、韓國(guó)國(guó)會(huì)議員代表団との會(huì)見(jiàn)時(shí)に「朝鮮半島問(wèn)題解決の鍵は中國(guó)にはなく、米國(guó)の役割がより重要だ。朝鮮半島問(wèn)題を解決するには、中國(guó)や韓國(guó)など関係當(dāng)事國(guó)の共同努力が必要だ」と表明した。

石氏は「崔氏が訪中で中國(guó)側(cè)の誰(shuí)と接觸、対話できるかも注目される。王氏と崔氏の交渉にいくらか進(jìn)展があれば、朝鮮半島情勢(shì)の緊張の『ソフトランディング』を後押しでき、中國(guó)側(cè)は対応のランクを引き上げる可能性がある。だが溝がそのままなら、それまでとなるか、あるいは引き続き同ランク間の意思疎通が継続される可能性がある。だが現(xiàn)在の狀況では、北朝鮮の最高指導(dǎo)者?金正恩氏訪中の條件はまだ熟していない」との見(jiàn)方を示した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/?編集/內(nèi)山）