2019年7月2日、「中國人は落とし物の財布を渡されたら持ち主に連絡(luò)するのか？」という実験動畫が中國のSNS上で反響を呼んだ。

実験を行ったグループによると、學(xué)術(shù)誌サイエンスに掲載された「各國の人々の正直さ」に関する調(diào)査結(jié)果が実験の動機という。名前、メールアドレスを記したカードとお金を入れた財布を警察やホテルなどに持って行き、受け取った側(cè)が持ち主と連絡(luò)を取る確率を見る調(diào)査で、対象となった40カ國中、中國は最下位だったそうだ。

そこでグループは財布30個を用意。持ち主の名前と電話番號、SNSのID、メールアドレスを書いた紙、そしてお金を入れ、北京のさまざまなランクのホテル、映畫館、劇場のフロントに「落とし物」として持って行ったところ、回収率はサイエンス誌の8～22％を遙かに上回る73．5％だったという。うち、電話での連絡(luò)は約83％に上り、メールでの連絡(luò)はなかったという。

グループは「中國人スタッフが財布を返す可能性は（サイエンス誌の）リポートが言う程ひどくない」「中國人はメールではなく電話をよく使う傾向にある。これがリポートの最大の問題。メールをよく使う國とそうでない中國で同じ調(diào)査方法を用いたために間違った結(jié)論が出た」と説明しており、これを見た中國のネットユーザーからは「実験してくれてありがとう！」「これまでスマホを2回なくしたけど、2回とも連絡(luò)をもらったおかげで見つかった。良い人は多いと信じてる」という聲や、「中國での調(diào)査もメールアドレスが連絡(luò)先だなんて」「私もだけど、メールをほとんど使ったことのない人だっている」「中國を理解していないね」などの聲が寄せられている。（翻訳?編集/野谷）