2013年5月26日、臺(tái)灣紙?臺(tái)北時(shí)報(bào)によると、中國(guó)では経済発展にともなって中産階級(jí)が急増し、生活は日々豊かになっているものの、一方で子供の教育や大気汚染、食の安全などの悩みも深刻化している。27日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

42歳の李娜（リー?ナー）さんは北京動(dòng)物園に勤務(wù)し、國(guó)有企業(yè)に勤める夫と11歳の娘の3人で暮らしている。20年前、山東省から北京へ出てきた李さんは、中國(guó)の発展にともなって経済的にも大きな変化を経験してきた。當(dāng)時(shí)、宿舎から夫の勤務(wù)先へ行くために、自転車(chē)に乗って數(shù)時(shí)間を費(fèi)やさなければならなかった。しかし現(xiàn)在は、米國(guó)製の自家用車(chē)を所有し、休暇には家族3人でたびたび海外旅行を楽しめるほど余裕ができた。

中國(guó)の発展は、李さんと同じように數(shù)千萬(wàn)人の中國(guó)人を豊かにさせた。経済協(xié)力開(kāi)発機(jī)構(gòu)（OECD）の推測(cè)によると、中國(guó)の中産階級(jí)は現(xiàn)在すでに人口の約10％に達(dá)しており、2020年にはこの割合が40％になるという。

一方、飛躍的な発展は大気汚染や食品の安全問(wèn)題、子供の教育などの大きな悩みももたらした。李さんが現(xiàn)在最も心配しているのは娘の教育問(wèn)題だ。大學(xué)卒業(yè)者數(shù)が激増し、優(yōu)良企業(yè)や國(guó)有企業(yè)が極めて狹き門(mén)となっている中國(guó)では、一流大學(xué)に入學(xué)できるかどうかがその人の一生を左右すると言われている。激烈な競(jìng)爭(zhēng)を勝ち抜くため、娘を塾などに通わせており、自由時(shí)間は週末の3?4時(shí)間しかないという。

しかし、李さんは子供の學(xué)力や努力だけによってその運(yùn)命が決まるわけではないと認(rèn)識(shí)しており、「関係者に心付けを渡すなど、親の援護(hù)射撃も必要で、その心付けさえも効果があるかどうかはコネ次第」だと話した。

また、大気汚染や食の安全も李さんを悩ませる大きな問(wèn)題となっている。食の安全問(wèn)題が頻繁に報(bào)道されるにつれて、家族で外食する機(jī)會(huì)も少なくなった。特に娘にはできる限り外食を少なくするようにさせているという。

こうした狀況に、李さんは「中國(guó)の新指導(dǎo)部の責(zé)務(wù)は経済の改善ではなく、國(guó)民の生活の質(zhì)の向上」と主張。その理由について、「これが達(dá)成できれば、地溝油（下水から再生した食用油）や汚染ミルクを飲まされる心配を二度としなくても済む」と話している。（翻訳?編集/HA）