2013年5月28日、中國の上海交通大學(xué)の博士課程で學(xué)ぶ韓國のキム?ジェヒョン（金宰賢）氏は「『醜い』中國人がやって來た？」と題した記事を中國のブログサイトに掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

最近、エジプトの神殿に中國の少年が落書きした事件が世間を騒がせている。その前は中國の官僚がタイでニューハーフの胸を觸っている寫真がネット上に流れた。その結(jié)果、この官僚は停職処分を受けた。さらに、今年2月にはパリ発武漢行きのエールフランスの機(jī)內(nèi)で中國人乗客がワインを6本盜み、注意されて逆ギレする事件も起きている。

中國人観光客は一體どうした？なぜこれほど恥ずかしい事件を頻繁に起こすのか？私が思い出すのは1990年代に韓國で流行した「醜い韓國人」という言葉だ。1989年に韓國政府は海外旅行制限を全廃。そこで出現(xiàn)したのが「醜い韓國人」だ。ところかまわずトランプに興じ、航空機(jī)內(nèi)ではタダ酒を飲みまくり泥酔。観光地ではマナーを無視し、人にぶつかっても謝ろうともしない。パジャマでホテルのロビーをウロウロする等々、枚挙にいとまがない。

しかし、こうした狀況は他の國にもあった。第二次世界大戦後の米國人がそうだ。世界最大の経済大國の米國人が、現(xiàn)地の習(xí)慣などを尊重することもなくわが物顔で世界各國を歩き、「醜い米國人」と呼ばれたものだ。70年代に入ると高度成長期に入った日本人が「醜い日本人」と呼ばれ、90年代には韓國人が、そして今、中國人が「醜い」と呼ばれている。

中國人観光客の非常識な行いがこれほど取り沙汰されるのは、本當(dāng)に彼らの資質(zhì)が低いからなのだろうか？私は中國人の資質(zhì)が他の國の人々よりも低いとは決して思わない。ただ少數(shù)の中國人観光客の悪行が中國人観光客全體の評判を落としているのだ。重要なことは、中國は今海外渡航者が爆発的に増えている段階であり、同じような狀況下で他の國の観光客も同様に「醜い」と言われてきた點(diǎn)だ。多くの観光客が過去に渡航経験を持たず、訪問先での習(xí)慣や文化を理解せず、外國ではきちんと現(xiàn)地のルールを守らなければならないということを知らないことが、こうした「醜い」行為を引き起こしているのだ。（翻訳?編集/本郷）