中國(guó)メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は9日、日本の輸出規(guī)制を受け、韓國(guó)が半導(dǎo)體材料の自主開(kāi)発に乗り出したと報(bào)じた。

4日から輸出規(guī)制が強(qiáng)化されたのは、スマートフォンのディスプレーに使われるフッ化ポリイミド、レジスト（感光材）、フッ化水素の3品目。半導(dǎo)體?ディスプレーの製造には欠かせない素材で、日本企業(yè)が7～9割という高い世界シェアを持つ。サムスンやLGなどは、ほぼすべてを日本企業(yè)からの輸入に頼っている。長(zhǎng)期保存がきかないため、2～4週間程度で影響が出るとも言われている。

韓國(guó)?文化日?qǐng)?bào)によると、業(yè)界関係者は「半導(dǎo)體の特性から、短期間であっても生産が止まると大きな損失を招く。原材料の供給ストップは數(shù)兆ウォン（數(shù)千億円）単位の損失になる」とした。2018年3月にサムスン電子の半導(dǎo)體工場(chǎng)で30分間の停電があったが、この時(shí)の損失は500億ウォン（約46億円）に上った。全國(guó)経済人連合會(huì)の関係者は「3日間生産が停止すると損失は7兆ウォン（約6450億円）になる」と話(huà)しているという。

韓國(guó)は1965年の國(guó)交正常化以降、ずっと日本に対して貿(mào)易赤字が続いてきた。中央日?qǐng)?bào)は8日付の記事で「韓國(guó)の対日貿(mào)易赤字は累計(jì)で6046億ドル。昨年は240億ドルで、主要な貿(mào)易相手國(guó)の中で最大規(guī)模だった」と伝えた。亜洲日?qǐng)?bào)は、「貿(mào)易赤字の主因は、原子爐?ボイラーなどの機(jī)械類(lèi)、光學(xué)機(jī)器や精密機(jī)器、半導(dǎo)體や集積回路の生産設(shè)備、チップ?コントローラーなどの輸入。これらは日本製品が圧倒的な市場(chǎng)シェアを占めており、早期の國(guó)産化は難しい。一方、対日貿(mào)易で黒字となっているのは鉱物性燃料や天然真珠?貴金屬、魚(yú)介類(lèi)などで、日本にとってはいずれも容易に輸入代替先が見(jiàn)つかるものだ」としている。

記事は、「韓國(guó)の半導(dǎo)體やディスプレー産業(yè)は拡大しているが、重要な領(lǐng)域では日本頼みとなっており、しかも長(zhǎng)時(shí)間の技術(shù)の蓄積があって初めて生産が可能になる部品や材料がほとんどだ」と指摘。韓國(guó)政府などは半導(dǎo)體の材料や部品、設(shè)備の開(kāi)発に毎年1兆ウォン（約920億円）規(guī)模の集中投資を行う方針を示し、ネット上でも「國(guó)産化」「自主開(kāi)発」が叫ばれているが、延世大學(xué)の成太胤（ソン?テユン）教授は「資金を投入して解決できるなら、問(wèn)題はとっくに解決している」「人材と技術(shù)こそが長(zhǎng)期的な課題なのだ」と指摘している。（翻訳?編集/北田）