中國のポータルサイト今日頭條に2019年7月10日付で、「日本人が、中國人は謙虛になり始めたと感じた」とする文章を掲載された。以下はその概要。

現(xiàn)在、中國企業(yè)の名聲は、特に新たな産業(yè)分野を中心にすでに世界に広がっており、一つの時(shí)代の到來を印象付けている。中國企業(yè)の研究開発費(fèi)も世界のトップクラスになっており、さまざまな情報(bào)が「中國の進(jìn)歩」を象徴している。

中國でも「物を作れば売れる」という時(shí)代はすでに終わりを迎えた。競(jìng)爭(zhēng)が厳しくなり、國內(nèi)でも優(yōu)勝劣敗の流れが発生した。では、生き殘れる企業(yè)とそうでない企業(yè)の間に生じる顕著な差とは、いったいどこにあるのか。その理由を求めて日本を視察した中國の企業(yè)家たちは、差が「蓄積」の違いから生じることに気づいた。

日本企業(yè)にも日本企業(yè)の問題がある。しかし、日本企業(yè)には學(xué)ぶべき點(diǎn)も多い。例えば、ある分野において研鑽を積み、どんな困難があろうとポジティブな姿勢(shì)を崩さない日本の企業(yè)文化というのは、まさに中國企業(yè)に不足している點(diǎn)だ。

日本企業(yè)とのディスカッションで最も話題になるのが、一時(shí)期爆発的なブームを生んだ「サイクルシェアリング」だ。當(dāng)初は続々と事業(yè)者が參入し、巨額の資金が投じられた。しかし、日常のメンテナンスや業(yè)務(wù)管理が業(yè)態(tài)の発展について行けず多くの企業(yè)が破綻する結(jié)果になった。サイクルシェアリングは一時(shí)期、「投資の失敗」の代名詞となり、いまだに利用者のデポジットが返金できていない企業(yè)すらある。このような事態(tài)になったのはまさに、「長期的な視野」を重視する人がいなかったからだ。

日本で「遊學(xué)」した起業(yè)家たちは「これじゃやっていけない」「中國企業(yè)は金もうけ第一主義が主流になってしまっている」「國際競(jìng)爭(zhēng)のなかでは生きていけない」と感想を口にした。日本人にしてみればこれらの感想に、「中國人が謙虛になり始めた」と感じるのである。この「謙虛」とは、自らの不足を知ったうえでの「謙虛」だ。近年の発展で多くの中國人は自信過剰になっていた。「井の中の蛙大海を知らず」というのは、小學(xué)生でも知っている道理なのに、成長の中でだんだん忘れてしまっていたのだ。

「ライバルに學(xué)びライバルを制す」というのはとても先進(jìn)的な思想だ。これまで歴史の流れに合わず、捨て去られてきた考え方だが、幸いにも海外に出かける中國人が増えたことで、多くの人が世界を「客観的」に見ることができるようになった。この変化は、中國人にとってラッキーなことだ。（翻訳?編集/川尻）