2019年7月10日、中國メディアの観察者網(wǎng)は「中國の5Gは本當(dāng)に米國をリードしているのか」とするコラム記事を掲載した。著者は浙江伝媒（伝播メディア）學(xué)院ネットワーク?社會研究院の方興東（ファン?シンドン）院長。

方氏はまず「近ごろ、多くの人が『中國は5Gの分野で本當(dāng)に米國をリードしているのか』という疑問を持ち始めている。みんな期待をしつつ、なかなか信じられないでいるのだ」とした。

その上で、「5Gは単一技術(shù)からなるものではなく、さまざまな技術(shù)が集積した複合體であり、各國?地域がそれぞれ異なる分野で優(yōu)位性を持っている」と説明?！该讎?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=半導(dǎo)體'>半導(dǎo)體チップや端末操作システムで抜きんでており、歐州は通信技術(shù)発祥の地としてその強(qiáng)みを今も保っている。中國はファーウェイやZTEが設(shè)備面で、中國移動などの3大キャリアがインフラ建設(shè)面で世界をリードしている」とした。

そして、さまざまな分野の技術(shù)や要素を総合すると「5G分野において中國のリーダーとしての優(yōu)位性がすでに見えている」との見解を示し、「世界各地のシンクタンクや研究機(jī)関が、5Gに関する報告を発表する中でさまざまな角度から中國が世界をリードしていると認(rèn)識している」と紹介した。

一方で方氏は「5Gの波は起こったばかりであり、今のリードも長距離走のスタート直後にすぎない」と指摘。「広範(fàn)な科學(xué)技術(shù)分野の中で5G分野はほんの一部にすぎず、それ以外の大多數(shù)の分野では中國が依然として模倣と追隨の段階にあることから、われわれが自慢できる時期はまだまだ遠(yuǎn)いのだ」と論じている。

また、「米國はハイテク分野全體において半世紀(jì)にわたり世界をリードし続け、現(xiàn)在も高い実力を保っている」としたうえで、「中國の科學(xué)技術(shù)の発展も米國の技術(shù)による恩恵を受けたことは疑いようがない」と説明?！脯F(xiàn)在中國はまだ一部の分野でリードを奪ったにすぎず、それが世界制覇を稱する理由にはならない」とした。

方氏は最後に、「われわれは最大限の謙虛さと努力を保ち、より開かれた未來に積極的に向き合うべきだ」と訴えた。（翻訳?編集/川尻）