Record China 2013年6月7日(金) 7時39分
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「尖閣諸島棚上げ合意」があったかどうかをめぐって論爭になっている。1972年の日中國交正?;粶h時や1978年の日中平和友好條約締結(jié)時に話し合われたとされるが、日本の國會議事録や関係者発言などにより真相が明らかになっている。資料寫真。
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「尖閣諸島棚上げ合意」が日中間であったかどうかをめぐって論爭になっている。1972年の日中國交正?;粶h時に田中首相と周恩來首相が了解し合い、1978年の日中平和友好條約締結(jié)時に園田外相とトウ小平副首相が協(xié)議したとされるが、日本の國會議事録や関係者発言などにより真相が明らかになっている。
【その他の寫真】
野中広務(wù)元官房長官?自民黨幹事長が6月3日、72年の日中國交正?;坞H、「日中雙方が尖閣諸島の問題を棚上げし、將來、お互いが話し合いを求めるまでは波靜かにやっていこうという話になった」と當(dāng)時の田中角栄総理から直接聞いたと言明したが、日本で「尖閣棚上げ」合意の存在を主張するのは野中氏だけではない。
外務(wù)省條約課長として日中國交正?;粶hに関わった栗山尚一元外務(wù)事務(wù)次官?駐米大使は、新聞や雑誌で尖閣の棚上げについて「『暗黙の了解』が首脳レベルで成立したと理解している」と指摘している。外交官生活38年のうち通算25年間、中國の大使館、総領(lǐng)事館に勤務(wù)した瀬野清水?前重慶総領(lǐng)事も6月5日、日本記者クラブで「日中間で尖閣諸島棚上げ暗黙の了解があった」と明言した。
「尖閣諸島購入」を昨年春ぶち上げた日本維新の會?石原慎太郎共同代表も2012年11月30日、日本記者クラブでの11黨黨首記者會見で、「尖閣諸島問題での自らの行動について、日中関係悪化への責(zé)任を感じるか」との質(zhì)問に、「責(zé)任は自民黨にある。尖閣諸島の領(lǐng)有権問題で自民黨と外務(wù)省が40年前に中國と係爭棚上げで合意したのが間違いだった」と強(qiáng)調(diào)、「棚上げ合意」の事実を明かしている。
國會審議でも議事録が殘されている。1975年5月30日、國會外務(wù)委員會で園田直外相は「トウ小平副首相と尖閣諸島棚上げで合意したのか」との質(zhì)問に対し、「78年8月の日中平和條約締結(jié)時にトウ小平副首相が、この問題は10年、20年棚上げでもいい、と言ったのに対し、私もそれでいいと言った。日本の國益ということを考えた場合に、じっとして今の狀態(tài)を続けていった方が國益なのか、あるいはここに問題をいろいろ起こした方が國益なのか、私は、じっとして、トウ小平副主席が言われた、今のままでいいじゃないかというような狀態(tài)で通すことが日本獨(dú)自の利益からいってもありがたいことではないかと考える」と答弁している。棚上げ狀態(tài)にしておくことが日本の國益にも合致するとの考えだ。當(dāng)時の議事録では、大平正芳首相(外相として日中國交正常化交渉に當(dāng)たった)も同様の発言をしている。
日本と中國両國政府による「尖閣諸島領(lǐng)土の棚上げ論」は歴史の節(jié)目に度々登場する。最初に出てきたのが1972年9月の田中角栄首相と周恩來首相による日中國交正?;粶h。中國側(cè)は「両國の指導(dǎo)者は中日の指導(dǎo)者は大局に立って島の帰屬問題を一時棚上げし、子孫に殘して解決させることで合意した」としている。周恩來首相の棚上げ提案に対し、田中首相も「小異を捨てて大同につくという周総理の提案に同調(diào)する」と答え、棚上げ論に賛同した。
これから6年後の1978年8月10日に、北京での日中平和友好條約交渉時における園田外相とトウ小平副総理との會談でもっと突っ込んだやり取りがあった。トウ氏はこの會談で、「このような(尖閣諸島)問題については今詰めないほうがよい。“平和條約の精神”で何年か脇に置いても構(gòu)わない。何十年たっても、この問題が解決されなければ友好的につきあいができないということはないだろうし、友好條約が執(zhí)行できないわけでもないだろう。この問題を脇に置いたまま、我々の世代は問題の解決策を見つけていないが、我々の次の世代、また次の世代は必ず解決方法を見つけるはずである」と語っている。
この時、園田直外相も「棚上げ」を前提として會談に臨み、トウ氏が棚上げを確認(rèn)したことに対し、回顧録で次のように述壊している?!福ē去π∑绞悉瘠蓼峭à昱锷悉菠筏瑜Δ妊预盲郡长趣希┭匀~を返せば、日本が実効支配しているのだから、そのままにしておけばいいというのです。それを淡々と言うからもう堪りかねてトウさんの両肩をぐっと押さえて、『閣下もうそれ以上言わんで下さい』。人が見ていなければトウさんにありがとうと言いたいところでした」(園田直「世界日本愛」第三政経研究會)。園田外相がこの時「ほっとした」のは望んでいた「棚上げ」継続で合意できることが分かったからだ。日中どちらの領(lǐng)有か蒸し返されずに済んで思わず「ありがとう」といいたいところだった、と本音を率直に披歴している。
「棚上げ」は日本の実効支配を強(qiáng)めることであり、中國に有利な解決手段ではない。さらに中國側(cè)が実力で日本の実効支配を変更しないことを確認(rèn)したことを意味する。日本にとって有利なこの「棚上げ」の事実を歴代政府?外務(wù)省がメンツから隠してきたことのツケは大きく、今日の紛爭に影を落としていると言えよう。(取材?編集/HY)
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